元旦の朝、関空を出発したのだが、北京での長い乗り継ぎを経て、
深圳へ夕方到着。地下鉄で市内中心部へ着いたのは、夜だった。
宿に落ちついた後、食事に出る。ところが入りやすい店が全くない。
路面には物販店ばかりで、飲食店は、2階以上にあることが多くて、
様子が分からず入りづらい。うろうろ探し回り、夜も遅くなってしまう。
結局、老街駅近くで、最初に見かけた、海鮮酒家に入ることにした。
ハムは海鮮(海老・蟹・貝)が嫌いなので、一度はパスしたのだが、
改めてメニューをみると、鶏料理もあるようなので、此処で妥協した。
とても流行っている店だが、なかなか注文はとってくれないし、料理が
出てくるのも遅い。久しぶりの中国の食堂で、上手く自己主張できない。
そもそも海鮮レストランで、海鮮を注文しないのが、的外れだったようだ。
他の客は、店の前に並んでいる生簀や貝類を、注文してから席に着く。
金牌焼鴨 32元・ 揚州炒飯 18元・ 青島啤酒 8元と、決して安くはない。
お味のほうもいま一つ。でも、それほど悪い印象はない。支払ったのは、
料理とビール代だけの明朗会計。茶代・つきだしのピーナッツ・テッシュの
代金は請求されなかった。次回あれば、苦手な海鮮に挑戦してみようか。
それにしても大きなお店。隣り合わせたビル三・四軒の1階を占めている。
中央に厨房のある店舗があって、左右のビルに客席フロアが増殖している。
名前の通り、長城のように細長いレストランだ。
(2012年1月1日 1RMB=13円)