ずいぶん以前に、飲茶の名店を紹介する本を読んでいて、唯一庶民的で、
魅力的だったのが此のお店。どのガイド本にも紹介されてる有名店のよう。
大帽山の麓にあるらしい。大帽山登山と組み合わせれば一石二鳥と考えた。
地下鉄筌湾駅から８０番のミニバスで川龍村へ。このバスは久しぶりに、
東南アジアらしい公共交通機関。レーシングカーに乗った気分を味あう。
此のバス停から、階段を降りて村の中へ下って行く。
二階のベランダに吊るしてあるのは、鳥篭。鳴声を戦わせるらしい。
確かに、太く大きな鳴声だ。だが、ベランダで食事するには寒すぎる。
此の店は、完全セルフサービス。お茶も自分で入れるし、点心も自分で、
厨房前から持ってくる。凝ったデザインのマイ急須を、持ってきてる人も。
厨房前に並んでいる蒸篭を覗いて、自分で持ってくる。メニューは無い。
料理名も値段も分からない。寒いので、とりあえず湯気が立ってる物を。
大きな蒸篭の中に、御飯物があった。具は鶏と魚。写真で見るよりは、
底の深い器で、量もある。これは昼ごはん用に、タッパーに詰める。
残念ながら、８時では早すぎたようで、メニューが出揃っていなかった。
５品と二人分の茶代で、６８ＨＤ。安いかどうかは、ちょっと微妙だな。
地元の人が多かったが、帰るころには、町からの観光客の姿もあった。
