大帽山から下りついた、峠の公園で昼食を食べ終わると、雨が降り出す。
何処かへ下ろうかとも思ったが、雨の中、知らない所でウロウロするなら、
計画通り進んだほうが、案内標識もわかり易くて良かろうと、思いなおす。
シャワーのような雨の中、草山への道を探して、車道を登ると三叉路に出た。
標識に、草山・針山と表示があり、正面の道へ進むが、これが大間違いだった。
写真左手へ、登って行くべきだったようだ。中央の石柱は、トレイル標識だろう。
草山へ直登する歩道を探して進んでいくが、見つからないまま、舗装路を歩いてく。
最後は、草山と針山の間に上ってしまった。此処で、草山へ向かう気持ちは失せた。
針山へは、やっぱり舗装路が続いている。一見キレイに見えるが、楽しくはない。
針山と呼ぶほどには、尖ってないが、まあ、それなりに秀麗な山容といえるだろう。
垃圾桶でゴミ箱。中国本土ならゴミ箱は、果皮桶という表示が多いんだけどな。
LITTER BINSでゴミ箱だそうな。これもイギリス英語って言うか、米語とは違うな。
ハムの語学力では、最初分からず、この先、水場はないから1リットルぐらいは、
水を持って行けと書いてあるかと、思ったぐらいの低脳ぶり。我ながら、情けない。
針山の山頂までは、延々コンクリ階段が続く。それにしても、何処かと似た風景だ。
姫路の別所あたりの山に似ている。下生えにシダが密生してるところも、そっくりだ。
針山の山頂は、さして魅力的な場所ではなかった。思ったより展望はききそうにない。
後は下るのみ。雨は上がったが、空は暗く靄もかかっていて、残念な限り。
トレイルはダム湖の堰堤を渡っていく。1キロでバス停という表示があったが、
いつの間にか、正規のトレイルをはずれて、さびしい山中の車道を下っていた。
まあいいか、1時間ほどで、広い幹線道路とショッピングセンターが見えてきた。