摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

摩耶山上周遊(水道管理歩道から、桜谷西尾根へ)

今日は、やや日が差しているが、昨日よりも寒いようだ。

何処を歩こうか。思いつかずに、ロープウェーで掬星台。

しばらく歩いていない、桜谷西尾根で、お茶を濁そうか。

天上寺までやって来た。境内の中に入るのは初めてのこと。

この寒空に、参拝客がそこそこいらして、ちょっとおどろいた。

天上寺からは、長大な黒岩尾根がよく見える。

山門前の駐車場から北へ、しばらく歩いて、擬似木の柵の手前から、

左手の植林帯に下る。最初はハッキリしないが、すぐに広い道となる。

左手の谷が、白い布を垂らしたように見えている。道を外れて見に行く。

谷の水が凍っていたんだ。雪が積もっていないので、目立ったようだ。

元の広い道に戻り、下って行く。路肩には砂袋が置かれ補強されている。

冬枯れのせいで、東側には新穂高。西側には生田川の源流域がよく見える。

この道に沿って、水道管が埋められている。岩場では、コンクリで水道管が、

固められていて、その上を歩くようになる。もちろん現在は利用されていない。

正面には石楠花山が、葉を落とした樹幹越しに見えている。

徳川道とシェール道との、三叉路まで下って来た。

桜谷出合手前の坂は、冬には必ず凍結している所。山側を通過する。

桜谷の西岸に渡り、少し上流に歩くと、炭焼小屋跡らしい平地がある。

そこから桜谷西尾根に取り付くのが一般的。ただし、枝道は沢山あり、

適当に、斜面を登って尾根に取り付けば、最後には道に出るだろう。

中腹にある神戸市の境界標柱。立てられた頃は、薪炭の重要な供給地。

落葉樹の多い桜谷西尾根だが、冬枯れの季節でも、ほとんど展望はない。

尾根に乗ってしまえば、一本道で迷うこともない。小笹が現れて来ると、

尾根の頭も近い。何本かの道が交錯するが、南へ向かう尾根道を下る。

出てきたのは、黒岩尾根の広い道。アドベンチャールート分岐の少し手前。