戴薬山頂から登山道は北へ向かい、天皇山との広い鞍部へ下って行く。
主稜線に乗ってからは、とても多くの登山者と出会うようになった。
表忠寺から戴薬山への道は、我々が登って来た道の他に2本あり、
そちらを登って来た人達が多いようだ。
鞍部には広いウッドデッキも設けてある他に、テント掛けの食堂まである。
天皇山側へ少し登った所にも、もう1軒テント掛けの食堂が営業していた。
マッコルリのボトルが並んでいて、多少心惹かれるが、まだ先は長い進もう。
上の写真は振り返って、歩いて来た道を写したもの。穏やか過ぎてやや退屈。
天皇山も山頂近くなると岩場が多くなる。この谷の下が表忠寺であろう。
もう一登りで山頂だ。曇っていて風は強いが、それほどは寒くない。
天皇山頂に到着。手元のガイド本では、こちら側を戴薬山と記載してある。
こちらの標高の方が高く戴薬山塊の主峰として、そう標記しているのだろう。
ただ実際に山名石碑は天皇山と書かれ、密陽市のパンフもそうなっている。
山頂は風が強く、人も多いので休んでられない。下山にかかろう。中学生位の
子供達が集団で登ってきた、振り返ると登頂記念の横断幕を広げて記念写真だ。
山頂からは北に向かって下って行く。草原からすぐに潅木の尾根に入ってしまう。
この部分が結構長かった。ようやく北側に展望がある所に出る。加智山が見える。
長く平坦な稜線を歩いて来た。大きな案内板の所から北側の谷へ激下りが始まる。
岩の積み重なった急な谷筋を、延々と下って行く。かなり辛い下りだった。それでも、
此方から登らなかっただけでもまだましか。すっかりバテて、休み休み下って行った。
下った所は、オルムゴル(氷谷)という観光地。下ってきた谷筋に、結氷地という
看板があり、柵で囲まれた場所があった。そこは夏でも凍っているというのだが・・。
村はずれにあるバス停を探し出し、しばらくで折り返しの市内バスがやって来た。