智異山(チリサン)の最高峰は、天王峰であり、我々の目的地でもある。
当然、天王峰に一番近い、チャントモク退避所に泊まりたかったのだが、
満員だったので、西側一つ手前の細石待避所にネットから予約を入れた。
収容人員190人と智異山系でも、もっとも大きな小屋である。上の写真は、
西側から到着したところで、裏側だが丸太の外壁は新しくキレイな山小屋だ。
国立公園直営で、1泊7000W(閑散期)毛布は一枚1000Wで借りられる。
日本の山小屋に比すと、あらゆる点で厳しい。予約は必須で、空きがあれば
予約無しでも泊まれるが、定員になれば断られる。幕営は禁止されている。
夏季には、小屋の周囲での野宿を覚悟して、予約無しで来る人も多いそうだ。
食事やコンロを使えるのも小屋の周囲と、別棟の炊事小屋内だけに限られる。
今夜の食事も、昨夜の魚肉ハムの残り。600gはあったので満腹になった。
雪岳山(ソラクサン)では男女同室だったが、智異山では男女は別室だった。
写真は、男子に割り振られた2号室。80センチ幅ごとに番号が振ってある。
ハムは126番だった。写真は6時頃、どんどん人が増えてほぼ満室になった。
ほとんどの人が毛布を2枚借りているが、暖房と人いきれで暑くて1枚で十分。
こちらは、家族の泊まった女性に割り振られた1号室。少し狭いかな。
午前2時頃から起き出す人がいて、ゆっくり寝ていられなかったそうだ。
但し宿泊棟内は一切飲食出来ないので、夜は話す人もなく早く寝られる。
朝起きて別棟のトイレに行くと雨が降っていた。手前が炊事棟。奥に宿泊棟。
炊事棟を覗いてみる。イスもテーブルも無く、煮炊きも食事も全て立ってする。
広いレセプション前。この床にも番号が振ってあり、混雑時には泊めるのだろう。