摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

光教山(582m)・・・・・・2011年10月1日・・・水原市

光教山(カンギョサン)は、手元の「韓国100名山」や「200山」といった、

ガイド本には載っていないし。ネットで検索しても、登りたい山ではなかった。

標高も低いし、大して岩場もない平凡な山に思った。事実その通りであった。

ただ、水原華城の観光に併せて、ひと山登るのも、悪くないと思っただけだ。

水原駅前の観光案内所で、日本語ガイドに嘘を教えられ、京畿大後門から正門まで、

大学外を迂回してきた。目的地は、駅前から13番のバスで、京畿大正門前で下車。

道なりに少し登ると、水原市ご自慢のホタルトイレ。この横が光教山への登山口だ。

とにかく人が多い、近くのダム下に大きな駐車場もあるし、観光バスも数台来ている。

普通の制服姿の高校生も沢山いるが、しかし、彼らもまた山頂まで登って来ていた。

少し登ると、タオルやバンダナ・手袋といった登山用の小物を売る屋台も出現。

それほどの人出だ。この日は土曜日・三連休の初日であったからかも知れない。

最初は松林の中を、広くて緩やかな道が続く、高度が上がっているかどうかも、

分からないほどの緩斜面だ。随分長く、そんなところを歩き、松林が落葉樹に

変わる辺りで、ようやく傾斜が出てきて、韓国名物の木製階段があらわれる。

マッコルリを飲ましている屋台も道端に現れる。左手の大きな缶に入ってる。

このコース唯一の岩場がある兄弟峰(ヒョンデボン)。ロープを使うほどの

傾斜ではないし、立派な巻き道もあるが、みなさん楽しそうに登っている。

兄弟峰から水原市内を眺める。光教山頂より、ここの方が眺めも雰囲気も良い。

一旦、鞍部へ下り急な木製階段を登ると、光教山頂の一角に至る。展望はない。

あまり展望の良くない光教山頂。この写真は一瞬、人が途切れた瞬間に撮ったが、

続々と登山者が到着し、腰を下ろす場所などない。満員電車並みの山頂だった。

山頂からは西側へ稜線上を鞍部まで下り、鞍部からは南の谷に向けて下って行く。

良く整備され、綺麗なトイレや水場のある台地に到着。そこからは階段道が続く。

公園まで下ってきた、振り返り光教山を望む。

しばらくで、バスの停留所があるロータリーに着く。登山者相手の飲食店が数軒。

やっぱり綺麗なトイレもある。バスに乗って水原市内へ、華城長安門で下車し観光。