摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

南山(265m)・・・・・・・ソウル市・・・2011年10月3日

韓国で一番有名な山といっても、差し支えないだろう。ソウルの南山。

ソウルの市街地にあり、頂上にソウルタワーがある屈指の観光地だ。

頂上にあるタワーの高さは約230m。標高と合わせて500mの展望。

何度もソウルは訪れているが、南山に登るのは初めて。今日は帰国日だが、

午後のフライトなので、ソウル駅近くに宿を取って、早朝登ってみることにした。

ソウル駅東側の宿からは、適当に住宅街の中を、高みに向かって上って行く。

ヒルトンホテル前の道路に出て、標識に従って太い道路を渡っていくと、

安重根義士記念館や、図書館のある南山公園に、登ることができた。

さらに東南方向に上って行く道がある。上の写真は途中にあるトイレ。

この日は開天節という祝日だったのだが、意外に人が少なく静かだった。

復元された城壁に沿って、石段を上って行く。樹木が多くて展望はない。

山頂の一番高いところには、八角の東屋がある。体操している人が数人。

山頂の周囲も、樹木に囲まれており、期待したほどの展望は得られない。

やっぱり入場料を払って、南山タワーに登らなくちゃダメなんだろうかな。

もっとも南山タワーは、9時からの営業で、敷地内へ入ることもできない。

樹間越しに、北漢山国立公園の山々を遠望し、仕方ないと下山にかかる。

同じ道を下る。登りの時は気付かなかったが、途中に

フォトアイランドと、名付けられた展望デッキがあった。

此処からの眺めが、実に素晴らしい。

北西には、鞍山と仁旺山。近いので標高の割りに大きく見える。

北側には、手前に北岳山。その後ろに北漢山国立公園の山々。

北東には、水落山や仏岩山が見えているはずだが、同定できない。

ひとしきり、展望デッキでの眺めを楽しみ、下りにかかると、

石段道の途中から、南西方向に、冠岩山が見えていた。