韓国で一番有名な山といっても、差し支えないだろう。ソウルの南山。
ソウルの市街地にあり、頂上にソウルタワーがある屈指の観光地だ。
頂上にあるタワーの高さは約230m。標高と合わせて500mの展望。
何度もソウルは訪れているが、南山に登るのは初めて。今日は帰国日だが、
午後のフライトなので、ソウル駅近くに宿を取って、早朝登ってみることにした。
ソウル駅東側の宿からは、適当に住宅街の中を、高みに向かって上って行く。
ヒルトンホテル前の道路に出て、標識に従って太い道路を渡っていくと、
安重根義士記念館や、図書館のある南山公園に、登ることができた。
さらに東南方向に上って行く道がある。上の写真は途中にあるトイレ。
この日は開天節という祝日だったのだが、意外に人が少なく静かだった。
復元された城壁に沿って、石段を上って行く。樹木が多くて展望はない。
山頂の一番高いところには、八角の東屋がある。体操している人が数人。
山頂の周囲も、樹木に囲まれており、期待したほどの展望は得られない。
やっぱり入場料を払って、南山タワーに登らなくちゃダメなんだろうかな。
もっとも南山タワーは、9時からの営業で、敷地内へ入ることもできない。
樹間越しに、北漢山国立公園の山々を遠望し、仕方ないと下山にかかる。
同じ道を下る。登りの時は気付かなかったが、途中に
フォトアイランドと、名付けられた展望デッキがあった。
此処からの眺めが、実に素晴らしい。
北西には、鞍山と仁旺山。近いので標高の割りに大きく見える。
北東には、水落山や仏岩山が見えているはずだが、同定できない。
ひとしきり、展望デッキでの眺めを楽しみ、下りにかかると、
石段道の途中から、南西方向に、冠岩山が見えていた。