神鉄は高くて乗れないから、摩耶ケーブルの友の会乗車で、裏六甲の沢歩き。
今年2回目の企画だが、途中に藤原商店という補給地点があって、お気に入り。
岩の丘手前にあった、ターザンロープが復活。といっても大きさ半分。
高さも無くなり、ロープの先の大玉も無くなった。迫力は3分の1ぐらい。
それでも家族は喜んで、2回も遊んでいたが、適用年齢の何倍なんだか。
全山縦走路を西に向かい。三国池手前からはドライブウェイを歩いていく。
藤原商店の少し先で、シュラインロード(聖堂道)に入る。しばらくは舗装路。
今日は朝からベタベタした暑さだったが、シュラインロードは爽やかな木陰道。
展望は全くない道だが、一箇所だけ西側が抜けていた。六甲山頂方面の景色。
摩耶山ばかり歩いているので、こんな風景も珍しく、随分遠くへ来たように思う。
この道沿いには、33体の仏像があるとの事だが、仏様にはみえないものが多い。
知識も興味ないのにおこがましいが、この石像は烏帽子を被っているかに見える。
神仏混合の土俗的な色合いが強いように思う。昔の峠道の雰囲気が残っている。
裏六甲ドライブウェイまで下り、さらに一段下の林道に出る。東にわずかに登り返し、
古寺山への登山口のある峠を越える。足元を気にせずともよい林道歩きは悪くない。
東向きの林道はやがて舗装路となり、仏谷の分岐を過ぎると北に向かって下って行く。
猪鼻小橋より猪鼻ノ滝を見下ろすと、モンベル六甲北店の主催するツアーの人達だ。
自然のウォータースライダーで楽しんでいるところなんだが、なんと水の色が黄土色。
上流で工事をしているのか、先週の台風の影響だろうか、泥水と言って差し支えない。
今日の入渓予定地点、東山橋まで下って来た。橋の上から下を見てビックリ。
数十名の幼稚園児たちが、水遊び中だ。こちらはYMCAのスクールの行事。
橋の右手から下り、少し上流で入渓し、地下足袋とポリわらじに履き替える。
河床の岩盤が露出し、滑床とはいえないが、小さな段差が幾つも繰り返す渓相。
悪くない雰囲気なのだが、何せ水が泥水だ。河床の様子も分からず歩きにくい。
先週の台風による降雨のせいか、水量は豊富で水さえキレイだったら楽しい所。
これでも、猪鼻ノ滝付近に比べると、長尾谷が流れ込むだけ、少しは薄い泥流。
この淵の少し先で、左手に平たい岩盤の川岸があり、昼食休憩することにする。
(この記事での左右は、上流に向かってのもの。)