海南(ヘナム)のバスターミナルから市内バスで大興寺へ。
大興寺(テフンサ)のバス停付近は、観光村となっており、
宿や食堂が多数ある。ここから大興寺までは40分も歩く。
ロープウェイは、片道切符がなくて割高なので、大興寺の
拝観料3000W也を払って、車道をとぼとぼ歩いていく。
頭輪山は国立公園ではないので、期待はしてなかったが、
道標の不整備が著しい。登山者からも拝観料を徴収して
るのだから道標ぐらいは、ちゃんと整備して欲しいものだ。
大興寺の南側の沢沿いを登り、ジンプルアム(庵)へ至る。
上を見上げるとトリョンボンの岩峰が見える。所々に、
隙間があるように見えるのだが、実際にはどうだろう。
ジンプルアムからは、大岩がゴロゴロ積み重なった道を登る。
トリョンボンの山頂の一角にたどり着いた。橋のように
なっている岩の上が、トリョンボンの山頂への道である。
その下を潜って下っていくのが、最高峰カリョンポンへの
縦走路というわけだ。
トリョンボン(630m)から最高峰カリョンポン(703m)
その向こうには、山頂が一枚岩のノスンポン(685m)が。
この山域の総称として、頭輪山(トリョンサン)と呼ぶようだ。
カリョンポンへの道は、一旦戻りトリョンボンの岩裾を巻いて、
草原の鞍部へ下っていく。巻き道には、小さな桜がちらほら咲き。
カリョンポンの上部は、垂直の岩場に見えるのだが、登れるのか?。
そこは韓国、立派な階段が作ってある。ある意味つまらないな。
この日は、強風の一日だった。岩稜では飛ばされそうになる。
案内登山会(登山ツアー)の人達は皆、北から南へ歩いていく。
登りにロープウェイを利用したからか、岩場でのすれ違いを、
考慮して案内登山会同士で、申し合わせがあるのかもしれない。
最高峰カリョンポンから、山頂が一枚岩のノスンポン。
その向こうにはロープウェイの駅舎のあるコキョボン。
大興寺まで下って来て、頭輪山を振り返る。標高700mにしては、
岩峰群と伸びやかな裾野の対比が見事で、雄大な山容の山だった。