言わずと知れた超有名店。行列整理の為に警備員のいるパン屋さん。
なにしろ通い続けて、やっとパンが買えたのは、４回目の訪問なのだ。
会社帰りに、寄ってみればいいかと、大甘だった１回目と２回目。
午後６時半までの営業だが、売切れ次第の閉店。夕方この時間なら、
パンデュースは、品数そこそこあるし、フール・ド・アッシュは残り数点でも、
閉店作業のため灯りはまだ点いている。いったい何時で売り切れなんだ。
いやいや修行が足りないと、３回目は出勤前に寄りました。並ぶ覚悟で
朝７時半に店の前に行ったのですが、５月連休の代休だったみたいだな。
４回目も、家を６時過ぎに出て、お店の前には７時半。まだ誰もいないが、
シャッターに張り紙もないので大丈夫だろう。靱公園で、しばし時間つぶし。
８時近くになると、１０人ぐらいが並ぶ。会社員やＯＬさん。近所のご老人に、
旅行者風のカップルと意外にバラェティに富んだ面々。８時になって正面の
シャッターが開く。白熱電球に照らされた店内には、沢山のパンが並んでいて、
厨房では、白い帽子のパン職人さんが１０名ほども忙しそうに働いている。
まるで童話の世界のパンの国に飛び込んだような気分になった。スゴイな。
バタール ２４１円 ２８１ｇ （85円/100g） ３４ｃｍ
開店時から、バタールやバゲットも焼きあがっているのもいいな。
フランスパンは普通１０時か１１時ごろに焼き上げるお店が多いものだ。
バゲット ２４１円 ２６３ｇ （92円/100g） ５６ｃｍ
さらには、１００ｇあたりのコストパフォーマンスもかなり高い。
さて、肝心のお味だが、一度の購入で語るのは、おこがましいかと、
５回目には、バゲットを２本購入してみた。焼き立てではないのに、
香りがとても良い。クラスト（皮）の部分に、味が凝縮しているよう
に思う。つまり皮の部分の味が濃い。クラムは標準的で特徴はない。
半分ほど食べたところで、手が止まってしまった。
やはり、このお店は甘味系のパン類が真骨頂ではないかと思う。
長いほうが、５５センチ ２６１ｇ
短いほうが、５３センチ ２６２ｇ
長さに関係なく重さはほぼ同じ。少しでも長いのを選んでた貧乏性。
さて、この素晴らしいパンの国にも、少し残念なところがあった。
店内の価格表示が税抜きなのだ。いまどき税抜き価格で客を呼ぶのは、
安手の居酒屋ぐらいだ。それと２本買っても保存用袋はくれなかったな。
ブランジュリ タケウチ
8：00〜18：30（売切れ次第閉店）
日曜定休
