広くて高級感溢れる店内。レジの裏側にはガラス張りの厨房が。
店内に入っただけで、良い香りが漂う。ある意味、完璧な空間。
きっと、店主は完璧主義者なんだと思う。潜水艦から魚雷を発射
するがごとく温度等を大声で唱和し、オーブンに向かう職人さん。
いい加減な性格のハムは、ちょっと引いてしまう。
トラデッショナル・バゲット 230円・208g (110円/100g)
水分量は多いが、パリッとしたクラスト(皮)。クラムは淡白。
焼きが深くクラムの味の主張が無いだけに、焦げ味が舌に残る。
ハード系も充実しているし、カヌレ等もある正統派ブランジェリ。
このバゲットは残念だったが、他のパンも味わってみたいと思う。
ブログのタイトルどおり、いつもは120円の自販機の缶コーヒーも
買わないし、食パンなら、業務スーパーの68円で満足してるハム。
そんなハムが、ブランジェリの一本2〜3百円のバゲットを買うのは、
美味しいことが最大の理由だが、お店の好ましい雰囲気も一因だ。
淡路町・パンデュース。谷六・ル・アイ。本町・フール・ドゥ・アッシュ。
共通して言えるのは、店員さんが、自店のパンに愛情を持ってること。
それが客に伝わってくること。単なる思い込みだと言われるだろうが、
レジにパンを持っていくと、「あ、そのパンを選ばれましたか、私も
好きなんです。美味しく召し上がってください。」そんな雰囲気がある。
残念ながら、この店の接客には、そういったものが感じられない。
あ、そうだ。保存用の袋もくれなかったな。
一度だけの購入では、真価は分からないと再訪する。
バタール 230円 213g 40cm
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Boulangerie Parigot (パリゴ)
営業時間 7:30〜20:00
定休日 月曜日、第一火曜日