摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

この木なんの木・・・・・(ノボッテ、オリテ、マタノボル 3/3)

3月5日の土曜日。学校林道か555ピークを経て、

天狗道を登ってきた。お腹が空いて、考えることは、

何処で昼ごはんを、食べようかってことばかりだ。

先週、ガスボンベを忘れて、食べ損なったスープを

持って来ている。地蔵谷第四砂防ダムに行こうか。

という訳で行者尾根の頭の、少し手前の反射板から、

地蔵谷方向に下ろう。何気なく踏み跡を辿って行く。

なんだか先週とは違う支尾根に、踏み込んだみたいだ。

まあ、気にせず少し下ると、斜面を横切る道に出る。

西にトラバース気味に向かっている。恐らく先週見た、

旧架線場の間を結ぶ作業道だろうから、下って行こう。

しばらくで、見覚えのある尾根筋に出ることが出来た。

一応、おことわりを書いておくと、摩耶山を歩く時には、

地図も磁石も持っていない。仮に持っていても読めない。

だから、このブログでの東西南北は、当てずっぽうだ。

海が南で、山は北という、神戸人の感覚で書いている。

少し下ると、旧架線場の切り開きに出る。不思議な大木。

手前の枯れた木もそうだが、どう見ても架線の通り道。

なぜ、伐採されずに残ったのだろうか。

反対側の摩耶山頂方向は、スッキリ伐採され何も残ってない。

何の木なんだろうかな。ヤマモモなのかな。形が歪つなのは、

邪魔になるので枝切りされたのか。下半分は宿り木なのかな。

山仕事をする人達は、大木に対しての畏敬の念や、花を大切に

する風雅な心をもっている。大規模な伐採地に、桜の木が一本

残っていたり、大木が残されているのは、よく見かけることだ。

そんな感じで伐採を免れた木なのかな。

ちょっと気を許すと、北側の支尾根に引き込まれそうになるが、

最も西よりの支尾根を下って行くと、地蔵谷第四砂防ダム脇の、

地蔵谷道に出る。そこからは旧作業道を下り、ダム上の河原へ。

今日の昼ごはんは、鶏がらのスープに玉葱がメインのスープと、

四天王寺のパン屋さん「麦の花」のバタール。クリームチーズ

を持ってきたんだが、そのままで美味しくて、使わなかった。

食事の後は先週登り損ねた、右俣と中俣間の尾根を登って行く。

格別、記することもない道だ。黒岩尾根に至る手前の三叉路で、

西へ進んでみるが、すぐに地蔵谷方向へ下って行ってしまう。

仕方なく稜線に向かって藪の斜面を登り、黒岩尾根の道に出る。

金曜日の雨は、山上では雪だったようだ。淡雪が残っている。

しっとりと濡れて、ミヤコ笹の道も、いつになく風情がある。