2月26日の土曜日。地蔵谷第四砂防ダムの上から、
登り着いた黒岩尾根。このまま帰ろうかとも思うが、
去年に下った道を、やはり確かめに行くことにする。
まあ、結果は分かっているんだけど。
黒岩尾根の植林帯を抜けて、桜谷へ下る分岐の手前の、
「入っては、いけません」の看板があるところまで登る。
地蔵谷第四砂防ダムの工事中に設置されたものだろう。
最初のうち、道は西の方向に、トラバース気味に下っている。
急斜面に付けられた道だけに、あと数年で消えてしまうかも。
進むにつれ、道はハッキリしてきて、三叉路にでる。
南側のダムへ下る道と、西方向に向かう道に出会う。
西向きへの道が、広くしっかりしているので本道かも。
南側へは、緩やかな尾根道が下るが、展望は無い。
今日登って来た道のほうが、変化があって好ましい。
中間部で東よりに、尾根を渡るようなところがあるが、
おおむね、尾根筋を辿ってゆけば、楽に下って行ける。
左側の眼下に、地蔵谷の流れを見ると、ダムも間近だ。
下りついたのは、やはり右俣と中俣の中間尾根だった。
うーん、去年のことは、すっかり忘れてしまってたようだ。
光が溢れているダム上の河原。堆積した土砂の上を、
地蔵谷の谷水が、あたかも小川のように流れていく。
さて、お腹も空いたので、今日は此処で昼食にしよう。
温かいスープを作ろうと、ガスバーナーを取り出して、
もう一つの忘れ物に気づいた。ガスのボンベが無い。
今日の昼ごはんは、四天王寺「パリゴ」のフランスパンと、
昨年末で賞味期限切れの生ハムに、水筒の冷えた紅茶。