近鉄の橿原神宮前駅近くの宿に泊まる予定を組んだ。週間予報は晴れ。
日が近づくにつれ予報が悪くなり。前日は9時まで雨、その後は曇り。
なので高取山に行こうと計画したが、当日になり午後まで雨に変わる。
山は諦めて時間潰し出来る所と検索したら、今井町散策がヒットした。
近鉄の八木駅から400mしか離れていない八木西口駅が散策の起点。
南下して飛鳥川にかかる蘇武橋を渡ると重要伝統的建造物群保存地区。
それが今井町である。一歩足を踏み入れると単に時間潰しではないと
思えたので本腰を入れて見て回ろう。まずは案内地図を手に入れたい。
まちなみ交流センター華甍という所へ行ってみよう。地区の南西端に
あるので行くまでにも街並みを見学することになる。人通りは少ない。
場所によって電信柱が全くない。飲食店や土産物店になっている所も
あるにはあるが、基本的には普通の住宅だそう。なので看板も少ない。
まちなみ交流センター華甍(はないらか)。明治36年に教育博物館
として建てられたというが、資金の出所や役割等について案内がない。
内部にはジオラマ模型や古文書等が展示されているがその数は少ない。
昔の借用書に書かれている字が、実に流麗である事に感心したぐらい。
この日はいつも閉鎖している二階も、ポスター展の為開放されていた。
飾り窓の意匠が素晴らしい。建造当時の今井町の豊かさを表している。
紙半豊田記念館前のカイヅカイブキが見事。樹齢250年であるとか。
さて一時間半ばかり散策していたら、なんだか息苦しさを感じ始める。
昭和30年代から保存活動が始まり、普通の民家や商家を古風にして
いったよう。なので古いようで建物自体は新しく直されたものが多い。
京都のように新旧入り混じり、生活感がある街並みの方がハムは好み。
雨模様の平日だったので観光客の姿は少ない。それが寂しく思われた。
今井町から40分ほど歩いて、樫原神宮前駅近くの宿にチェックイン。
やっと夕方になり晴れてきた。明日は朝早く起きて散歩に出てみたい。
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