今日は朝から快晴。何処へ行こうかと、色々考えるが、
去年の3月22日に下った道を、登り返してみようかと思う。
貯水池の黒サギは、いつもの流木にとまってる。
下のカルガモとは、仲良くしてるんだろうかな。
地蔵谷堰堤の上。入口こそ明るい雰囲気だが、
針葉樹の植林帯に照葉樹が混じり、暗い谷だ。
道は幾つもの堰堤があるために、谷沿いにはなくて、
北側の離れた斜面を登る。数箇所ある渡渉点を除くと、
谷歩きの趣きは感じられない。あまり好きで無い道だ。
化粧ブロックの貼られた、地蔵谷第四砂防ダム。
このダムの上部から、黒岩尾根へ登ろうと思う。
一般登山道が、ダムの右手を乗り越すところから、
旧の作業道があり、堰堤上部の河原に下れる。
トラロープが張られている所が、旧の作業道である。
さて、堰堤上の河原に下ったところで、ひとしきり迷う。
ここには3本の沢が流れ込んでいる。上流に向かって、
右俣、中俣、左俣とするとその間に二本の尾根がある。
昨年の3月22日に下ったのは、そのどちらだろうか。
結局、西よりの中俣と左俣との間の尾根を登っていく。
最初こそ不分明だが、すぐに細尾根に踏跡が現れる。
数分も登ると、架線場の跡らしい伐採地に登りつく。
摩耶山頂の方向に、展望が開けている。
尾根沿いの踏跡は、ハッキリしているが枝道も多い。
この辺りまでは、昨年の道を登っていると思っていた。
さらに登ると、三角形の植林帯に出てしまう。
踏跡は消えてしまうし、こんな所は記憶に無い。
ジグザグに植林帯を登って行き、上端に達する。
黒岩尾根を歩くハイカーの声が、間近に聞こえる。
植林帯の上端を、左右を探すと笹薮に踏跡がある。
写真では、ただの笹薮に見えるが、明確な踏跡だ。
黒岩尾根に飛び出したのは、こんな所。上の写真の、
左下から登って来た。植林帯手前・プラトー付近だ。
登山道脇にベンチがある所の、20米程下手である。
ようやく登るべき尾根を、一本間違えたことを悟った。