摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

仁旺山(280m)・・・・・・ソウル市・・・2007年6月30日

梅雨時だったが、無性に韓国に行きたくなった。

登山が主目的ではなく、第一には食事。第二はハングル文字への再挑戦。

韓国の梅雨は、日本よりカラッとしてるという、ガイドブックは大ハズレ。

それでも、曇りの半日があったので、仁旺山(インワンサン)に登山する。

楽園商街近くの宿から、仁寺洞を通り、景福宮前を西に少し行ったとこから、

公園に入り、車道伝いに仁旺山に向かう。軍の施設や軍服もちらほら見えてくる。

この時もとりあえず、登山服姿の人を、適当に追っていったような記憶がある。

麓には金網が張り巡らされており、開いている扉から入山する。

記憶は定かでないが、月曜日は閉じられ入山できないような看板があった。

登り始めると普通の山で、薬水(泉)もあって、水を汲みに来る人もいた。

稜線に到ると、監視兵がそこここに立っているが、ポロシャツ姿で、

登山者には愛想良く「アニュハセヨ」と挨拶してくれる。

2010年に登った北岳山の硬直した監視兵とは、随分雰囲気が違った。

山頂からは、青瓦台景福宮が良く見えたが、この方面は写真撮影禁止。

北側にある北岳山に比べると、鈍重な姿であるが、登ってみれば展望は良く、

自然の山としての魅力も備えている。

ソウル観光のついでに半日ハイキングに割くとしたら、北岳山よりは、

仁旺山(インワンサン)をお勧めしたい。