梅雨時だったが、無性に韓国に行きたくなった。
登山が主目的ではなく、第一には食事。第二はハングル文字への再挑戦。
韓国の梅雨は、日本よりカラッとしてるという、ガイドブックは大ハズレ。
それでも、曇りの半日があったので、仁旺山(インワンサン)に登山する。
楽園商街近くの宿から、仁寺洞を通り、景福宮前を西に少し行ったとこから、
公園に入り、車道伝いに仁旺山に向かう。軍の施設や軍服もちらほら見えてくる。
この時もとりあえず、登山服姿の人を、適当に追っていったような記憶がある。
麓には金網が張り巡らされており、開いている扉から入山する。
記憶は定かでないが、月曜日は閉じられ入山できないような看板があった。
登り始めると普通の山で、薬水(泉)もあって、水を汲みに来る人もいた。
稜線に到ると、監視兵がそこここに立っているが、ポロシャツ姿で、
登山者には愛想良く「アニュハセヨ」と挨拶してくれる。
2010年に登った北岳山の硬直した監視兵とは、随分雰囲気が違った。
山頂からは、青瓦台や景福宮が良く見えたが、この方面は写真撮影禁止。
北側にある北岳山に比べると、鈍重な姿であるが、登ってみれば展望は良く、
自然の山としての魅力も備えている。
ソウル観光のついでに半日ハイキングに割くとしたら、北岳山よりは、
仁旺山(インワンサン)をお勧めしたい。