「アドベンチャールート」という名前は、昭和48年神戸市青少年自然の家が、
整備された折に、つけられたのではないかと、勝手に想像している。
しかしこのコースを歩かされた、子供たちが山嫌いにならなかったか、心配である。
黒岩尾根と天狗道を結ぶこのコース。谷を二つほど渡り下って登り返すだけの道。
展望の良い場所も無く、片斜面で歩きにくく、道も悪い。
この道の黒岩尾根よりに、松林に囲まれた、風向計があるのをご存知だろうか。
錆び付いて動くこともないが、設置された頃は、展望所だったに違いない。
この風向計に向かって、わざとらしく必要も無い鎖場が作ってある。
現在は、地蔵谷を登ってきた人が、最後の詰めの部分で天狗道へのコースを見失い、
道のはっきりしている黒岩尾根方向に、引き込まれることが多いようだ。
