地形図に尾根の名前は記入されてないが、この尾根の末端のピークが、
天望山であるので、天望尾根と呼ぶのが判りやすくて良いだろう。
六甲山の範疇ではあるが、摩耶山へのアプローチ。
六甲ケーブル山上駅の西側、フェンスの切れ目から下り,駅舎の下を巻いて行く。
この間の道が足元が定かでなく危険地帯である。毎回、様子が変化してるのも一因。
わたしの家族は、捨てられたコンクリ塊に足をとられ、一回転したことがある。
尾根に乗ってしまえば、ミヤコ笹に覆われた気持ちの良い道が続く。
緩やかに下っていく道は、展望は無いものの「稜線漫歩」と呼べる。
やがてミヤコ笹が消え、植林帯の小ピークに至ると、アイスロードへの分岐である。
ここは三叉路となっているが、よほど注意しないと天望山へ下ってしまう。
現在、立木に私製の標識がくくられているが、小さいのでまず気づかない。
北側に下っていくと、すぐにコンクリ階段が現れる。
昭和初期の遺構であるが、この階段が無ければこの道は廃道になっていたはず。
50米程の階段を過ぎ、さらに下ると右手にアイスロードが見えてくる。
アイスロードを下りきると、表六甲ドライブウェイの旧道。
そこから山羊戸渡入り口があるヘアピンカーブまで、車道を登り返す。
六甲道から坊主山〜油こぶし〜ケーブル山上駅〜天望尾根〜山羊戸渡。
交通費を使わず、車道歩きも極力少ない山羊戸渡へのアプローチ。
ただ、体力の無さを痛感する。