摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

内蔵山(763m)・・・・・・全州市・井邑市・・・2010年4月30日

韓国の国立公園は、山火事防止などにより入山を禁止されることが良くある。

内蔵山のホームページで見ると、4月30日までの期間何かあるらしい。

韓国語が読めないので、前日に全州市役所近くの観光案内所に行った。

ここの女性職員の方に、とても親身に調べていただいた。感謝感激である。

登山はできるようなので、30日全州市外ターミナルから井邑市へ。

さらに1100Wの市内バスで内蔵山へ。

ソウルなら平日でも登山客を見ないことは無いのだが、

田舎だけに、土産物屋や宿の立ち並ぶ公園入り口も閑散としている。

さてロープウェイがあるので、楽しようと乗車したのが、運のつきだった。

内蔵山というのは、一つの山の名ではなく内蔵寺を取り巻くU字型の山々をいう。

その中でも、人気のある岩山が、内蔵山として紹介される事が多い。

ロープウェイを降り、しばらく登って振り返ると、その岩山が対岸に見えた。

つまり、ロープウェイは登山客のためにあるのではなく、

対岸の高みから、内蔵寺とその裏にある岩山を眺める為にあった。

結局、U字型の山脈をひたすら上り下りし、縦走することになった。

いくつピークを越えたろうか。

たどり着いた岩山は、期待した岩稜歩きではなくて、裏側を巻いて道が付いている。

そのため、一旦急激に下り、今度は、急な階段の上り返すだけだった。

内蔵寺に下ったのは、夕方5時近くになっていた。

山麓では、新緑が美しかったが、稜線上はまだ冬枯れの景色で、

ツツジだけが春を思わせる風景であった。

疲れ果てたので、今日は井邑市に宿を取る。安宿を探すが田舎の割りに高い。

4軒目で、ようやく20000wの狭いがこぎれいな宿に投宿した。