退屈な旧摩耶道を歩いて来たのは、行者尾根を登るためなのだが、
撮ってきた写真がダメダメなので、行者尾根の紹介は次回にしたい。
登り付いた所は、天狗道。山頂にも程近いところだ。例年この時期には、
行者尾根の頭から、アドベンチャールートの合流点まで、積雪が凍りつき
難儀するのだが、今年は、まったく雪がない。それほど寒くないのかな。
それにしても、天狗道は摩耶山で最も人気のある登山道でいつも人が多い。
その分、道は荒れ不必要に広い道になっているが、展望はほとんど無い。
どうして人気があるのか疑問だが、布引の滝や貯水池と組み合わせて登る人が多いようだ。
六甲全山縦走路の一部である為、トレーニングとして登る人も多い。
私も３０年前に、一度だけ登っている。この２年間で百回近く摩耶山に登っているが、
登山口から通して天狗道を歩いたことはない。いつも一部分だけの利用である。
そんな天狗道にも一ヶ所だけ好きなところがある。
ＮＨＫの中継所の手前で、道が階段になるが、
この道が北側に回りこむところを、そのまま真っ直ぐ登る小道がある。
ほんの１００ｍほどの間だが、しっとりとした雰囲気の良い所で、
天狗道を歩いて荒んだ気分が癒される。
