7月10日の土曜日。朝起きると激しく雨が降っていた。予報では、
午後には曇りとなるようだ。齢を取ると一週間の疲れが土曜日に
出て、午前中は動きだす気がしない。雨は好都合と二度寝をする。
だが外出しなければ気鬱だし、昼食にビールを飲むと、その後は
ダラダラと酒浸りで、一日過ごしてしまう。昼過ぎに雨が小降りに
なったので家を出る。どうせ飲むなら、一汗を流してからにしよう。
家を出る時には、傘も要らぬほどだったのに、新神戸駅を抜けると、
また本降りになって来た。こんな日だが布引の滝までは、何組かの
ハイカーと出会う。午後から曇りという天気予報に期待されたのか。
降雨後だけに雄滝の水量は中々。家族が左足の不調を訴える。気圧
が低いせいかもしれない。ハムも手術跡が麻痺し腫れぼったく感じる。
雄滝の上で、猿のかづら橋を渡り城山に向かう。雨の日の目的地と
しては掬星台付近の屋根付ベンチか、城山の東屋しか思いつかない。
掬星台までも行く気もせず、標高約300mの城山で済ませておこう。
城山に向かう急な尾根筋から。ガスって生田川沿いの道路も見えない。
我が家には、標高300mを1時間で登るという基準がある。遅いと
思われるかもしれないが、無雪期も積雪期も、山スキーでも同じだ。
これを守っていると計画が立てやすい。急な階段道で汗が吹きだす。
城山の標高は323m。もっとも山頂までは行かないし、自宅も0m
にではないので、目的の東屋までの標高差は300mで良いだろう。
長く山登りを休むと、此処に繰り返し来て標高差300mを思い出す。
自宅から、きっちり一時間で東屋に到着。此処で昼ごはんにしよう。
今日のBGM