2016年3月26日。JR摩耶駅が開業した。JRの駅としては、
最も摩耶山に近い駅で、徒歩でのアプローチの起点となろう。
3月27日の日曜日。摩耶駅からケーブル駅まで歩いてみた。
灘駅から900m。六甲道駅からは1400mという中途半端さ。
都賀川辺りに出来ればまだしも、建設の意図は判然としない。
南側入口は、線路よりかなり下で、長いエスカレーターがある。
コンコースの大きな窓から、摩耶山系のパノラマが一望できる。
ただ見ての通り、駅の北側に開発の余地はない。南側も同じだ。
同日開業した東姫路駅と異なる所。駅舎建設費はJR全額負担。
駅周囲の操車場や引込み線跡地に、JR西日本不動産がマンシ
ョンを建設予定だ。その価格の底上げを狙ったのだろう。実際に
歩いてみると、新駅の恩賜を受けるのは、ごく狭い地域のようだ。
駅前から左手にある観音寺川に沿って歩こう。とは言え川なんて
見当たらず、水の流れていない側溝しかないが、多分此処だろう。
正面に摩耶山が聳え立つ。ロープウェイ星の駅、虹の駅も見える。
ふと横を見ると面白い看板があった。水道筋商店街へ誘導する
為のものらしい。ヘタウマなイラストに、妙に魅かれてしまった。
瀬戸本医院の桜の古木が立派。満開になれば見事な美しさだろう。
しばらく歩くと、また々商店街の看板があった。全部で8枚くらい
見たかな。帰って調べると、昨年2月に出来た水道筋カルタの絵。
一番気に入ったのが、このイラスト。自分がモデルかと思った。
国道2号線に突当たるが、横断歩道がない。稗田地下道を潜る。
高さ180センチも有るか無いか。本当に低い地下道。イラストの
壁の色と、実際の色が極似している。これも妙にリアルで良いな。
地下道を抜けると、すぐ水道筋商店街。楽しい看板も終わった。
商店街から北は、いつも歩いてる道。坂バスの経路と同じとなる。
阪急電車の線路を、上野踏切で渡ると、住宅街が続いて退屈な道。
神戸高校の横を流れる観音寺川と比べ、此処までの水量の少なさ
が不思議だったが、これも帰って調べると、国体道路の下に暗渠が
からは、神戸市バス18系統の路線。此処もいつも歩いている道。
摩耶ケーブル山麓駅に到着した。JR摩耶駅から、ゆっくり歩いて
35分かかっている。灘駅から歩いても、さして変わら無いだろう。
駅舎の前の桜が咲き始めている。標高はJR摩耶駅周辺よりも高い
はずなのに、開花はむしろ早い。傾斜地で日当りが良いせいかな。
夕方から雨の予報で、すでに雲が空を覆っていた。歩くのは
止め、ケーブル・ロープウェイで掬星台に上がり昼食にしよう。
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