11月14日の土曜日は、朝から雨が降っていた。一日雨だと思い、
家で過ごすつもりでいたけど、雨が上がり日も差してきた。ならば、
二本松林道へでも行ってみよう。また降りだすかもと、傘も持った。
中国語が飛び交う異人館街を抜けて、北野町西公園へやってきた。
日本人には異国情緒が残る観光地だが、外国の方にはどうなんだ
ろうと思う。だが皆さん楽しそうに、散策されているから良いのかな。
堂徳山国有林は、数年前に間伐事業が行われ、明るくなるとともに、
登山道も一応整備された。だが歩く人が増えないと、また、落葉と藪
に覆われるのではと心配したが、今の所、登山道はハッキリしている。
中腹から神戸港を樹幹越しに望む。昨夜来の雨でスモッグが流され
たのか対岸がクッキリ見える。手前に神戸空港。向こうは関西空港。
照葉樹林が主の森だが、背の高い落葉樹もあるらしい。ドングリに
足を取られてこけそうになった。見た所、美味しい椎の実は無さそう。
堂徳山の山頂直下から、摩耶山頂の鉄塔群が見えた。手前には
城山の西斜面が見えている。もう少しすれば、紅葉で赤く染まる。
今更説明するまでもないが、堂徳山頂には三等三角点がある。
まあ三角点を見ると、展望はなくとも山に登ったような気はする。
だが山頂の北側には、再度山ドライブウェイが通っていて、車の
通行が多い。少々ガッカリする所でもある。此処の紅葉もまだ々。
このまま二本松林道に進んでも、紅葉は期待できないと分かったが、
雨の心配がある。猩々池まで行けば東屋があるので、そこを目指す。
道半ばで雨が降り始めた。猩々池の中央で、金魚が鳩首会議中。