10月10日の土曜日は曇り空。新神戸駅から、黒岩尾根へ向かおう。
9月の北海道山行を歩き通せたのは、黒岩尾根で3回のトレーニング
山行のおかげ。もちろん、僅か3回で体力がついたという訳ではない。
でも、摩耶山において黒岩尾根は、我々にとって基本的な存在だと、
再認識した。だから感謝の念で、歩いてみたいと思う。ただし空身で。
この所、晴天続きだったが雄滝は、そこそこ水量がある。もっとも、
この水は観光用に放流されている場合があって、あてにならない。
貯水池は満水なので、9月中旬までの雨で、持っているのだろう。
南面は照葉樹が多く、季節の変化をあまり感じさせない黒岩尾根。
此処から見ても三段の急坂があるが分かる。良き鍛錬の場である。
黒岩尾根に取りつく前に、生田川の河原に、アケビを取りに入る。
少し遅かったかな、大方の実が殻を開けきっている。数個頂いた。
北海道の山を登る時、地図に急登とあれば、黒岩尾根の3段壁と
比較した。すると何処もこれ以上に急な坂はなく、登りきれたのだ。
標高二千米前後の山を登っていたので、当然コースタイムは長い。
だが指標となる区間を、黒岩尾根と比べると、楽に感じたりもした。
今日もきっちり2時間かかって、旧トリム広場に到着。荷は軽いが
タイムは縮まらない。それで良い。黒岩尾根を歩ける間は大丈夫。