摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

富良野市山部から千歳市支笏湖畔に移動する(2015年9月25日)

9月25日の朝。目覚めると東の空は、朝焼けに赤く染まっていた。

朝焼けは悪天の前兆。昨晩見た予報では、明後日まで雨模様だ。

この時点では明日は千歳市内で、普通に観光しようと思っている。

山部駅、午前7時6分発の滝川行き始発に乗る。駅までは4km程。

1時間は掛るだろう。朝露に濡れたテントを収納し、5時45分出発。

キャンプ場の前にある調整池。冷たい沢水を太陽に当て温め、

田畑に流すためのものらしい。北海道らしい風景の一つだろう。

道道706号線。昨日歩いた道より一筋南。どちらも直線道路。

振り返ると昨日登った芦別岳。一般道ではあるが、登れただけ

でも幸せだ。今回の旅の最優先の目的を果たせホッとしている。

山部の駅には、6時35分に到着した。途中、コンビニで買った

パン等で朝食を済ませる。時刻には通学の高校生が集まった。

列車が空知川を渡る。右に見えるのが富良野スキー場と富良野西岳。

滝川と岩見沢で乗換えて普通列車で千歳へ。待ち時間は少なかった。

千歳駅11時25分着。途中で、天気予報をチェックすると明日の

午前中は晴れるという。昨日は雨の予報だったのに、信じられず、

日本気象協会他3件の天気予報を確かめた。ならもう一山登ろう。

バスの時刻まで余裕があったので、駅前のイオンで買い物したり、

銭湯に入ってきた。千歳駅前から中央バスに乗りスキー場前下車。

バス停から国道453号線と276号線を結ぶ未舗装の道を行く。

何となくクマが出てきそうで、家族は熊鈴を鳴らして歩いている。

バスターミナルのお姉さんは、歩いて40分位と教えてくれたが、

我々は1時間かかって、モラップキャンプ場に到着した。砂利地

のサイトを嫌って、入口からは、最奥の草地にテントを設営した。

この時は風不死岳の頂も見えてるし、僅かに青空も見えている。

明日は6kmほどの車道歩きをこなし、登山口に向かうつもりだ。