支笏湖畔には二つキャンプ場がある。美笛キャンプ場は人気ランキング
上位に常に入る。一方、モラップキャンプ場なぜかランキング入りしない。
ちなみに美笛キャンプ場は、二十数年前に泊まったが、余り印象はない。
同じく支笏湖に面しているのに、評価が違うのかと疑問だったのだが、
来てみると何となく分かった。とても気持ち良いロケーションなんだが、
BGMは背後の276号線を通る大型トラックの走行音とカラスの鳴声。
炊事棟やトイレはとてもキレイに清掃されている。上の写真、右手の
小屋はゴミ捨て場である。ゴミの持ち帰りを科せられるキャンプ場の
多い北海道では評価できる。もっとも料金は高く一人一泊720円也。
手前がトイレ。奥に見える建物がキャンプセンターでシャワールームも
あったようだが、現在は閉鎖されている。人里離れた所だけに残念だ。
かつてモラップキャンプ場から、支笏湖温泉街への湖岸沿いの歩道が
あったようだが、今は廃道となっている。キャンプ場を管理しているのは
休暇村支笏湖なのだが、その間の連絡は、車道で10kmも離れている。
入り口付近には、崩れたウッドデッキのサイト。電源付きでかつては、
1000円の料金で使用出来たらしい。この状態で放置してあるのは、
いかにも見苦しいな。腐る前に、薪として利用すればよかったろうに。
キャンプ場の施設ではないが、横にある丸美食堂と隣は売店。昨日の
夕方は閉まっていた。混雑時のみ開店するのか、余りあてに出来ない。
ガスに包まれた支笏湖畔は、和服女性が立ち演歌が聞こえてきそう。
276号線からトラック野郎が乱入してくるかも。その上、白鳥ボートが
昭和な雰囲気を決定づけている。だから駄目っていう訳でもないけど。
天気さえ良ければ、印象も違ったかもと思いながら帰ろうとするが、
入口の案内図を見て嫌になった。南北が逆な上に、建物等の配置や
縮尺がバラバラ。一泊したのに、どちらへ進めば良いか分からない。