摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

掬星台から東谷に下り、中間駅に登り返す

1月24日の土曜日は、ロープウェイで上り、掬星台からスタート。

正月休みから2週間以上、山には登っていない。気力も湧かない。

歩いたことがない短いコースが一つあるので、消化しておこう。

昼食を済ませた後、掬星台の東側から山寺尾根一般道を下る。

最初の急斜面を下り、プラトーな部分にある通行止めの看板。

東谷の行者小屋から登ってくる尾根道の、最後の部分だろう。

斜面の道が流されて、今の道は尾根筋を最後まで詰めている。

廃道になったかと思いきや、今でも歩く人がいるようなので、

一度歩いてみる。看板から10m程で、道が崩壊気味に下る。

結局、この部分が一番悪かったが、トラロープも張ってある。

すぐに急斜面をトラバースするようになり、谷の源頭部分を

細い道が続く。クレモナのしっかりしたロープが付いている。

その後も南向きに斜面を巻いて、やがて尾根道と合流する。

上の写真は、合流点を振り返ったところ。看板から約15分。

これで今日の目的は達成してしまった。後は道なりに下る。

ほとんど展望の無い尾根だが、一か所東側が抜けた所で、

長峰墓地の全景が望まれる。だが特筆すべき眺めでも無い。

この尾根は登りの方が、踏跡を拾い難い。冬枯れのせいか、

迷うことも無く下って行けた。昔は相当の通行があったろう。

尾根の下部では、マヤカンとケーブル中間駅を上方に見える。

行者小屋上の岩場に到着。良い休憩場所だが、今日はスルー。

以前はよく人がいて、小屋の前で焚火をされていたが、最近は

見なくなった。ドアが壊れたままで廃屋となりつつある行者小屋。

このまま杣谷へ下ってもつまらないので、行者小屋の下から、

西からの支谷を詰めて、ロープウェイ中間駅へ登ってみよう。

最初の堰堤を越すと、遭難碑や焚火禁止の看板があっったりと

道も無いのに人の出入りは多そうな支谷。先行者の足跡もある。

前回は適当な所で右手の尾根に上り、尾根筋の踏跡を辿った。

今日は最後まで、谷を詰めてみよう。中段で少しは急になるが、

詰めは緩やかで歩きやすくて、尾根筋よりもよほど楽に登れた。

登り着いた場所から20mほどで、平坦な台地に出る。ここは、

一見分かり難いが、踏跡の四差路になっている。左に行けば

マヤカン。右に行けば天上寺旧山門下。直進すれば中間駅だ。

尾根筋が崩れているので、左斜面に回り込む様に登っていくと、

ロープウェイの中間駅に出る。何だか、すごくあっけなく着いた。

掬星台をスタートしてから、1時間半で歩行終了。はたして、

リハビリになっているのかどうか。風はあるが、寒くはない。

この夜、寝ていると痛みを伴って、右足が攣ってしまった。

直そうと指を反らすと、甲から先が逆方向に攣ってしまう。

治まるまで身動きできない。1時間半の歩行でどうして?。