摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

城山から二本松林道へ

今日は朝から雨が降っていた。天気予報では昼から晴れるらしい。

先週痛めた腰が全快していない。午後からのショートコースを選ぶ。

生田川右岸のヒマラヤ桜が、咲き始めたと聞きつけて、回り道する。

まだ,11月だというのに、咲き始めている。例年ならば年明けぐらい。

ピンクの可憐な花。下手には、白い花のヒマラヤ桜がもう1本ある。

おんたき茶屋下の紅葉は、月曜には、まだこれからと思われたのに、

土曜の今日は、紅い葉は散ってしまい、残るは茶色っぽい葉ばかり。

猿のかづら橋を渡り、急な尾根道に取り付く。城山のメインコースは、

新神戸駅裏の石段からだが、どうも好きになれず、此方へ回ってきた。

少し登ると、木の抜けた所があって、生田川沿いの車道が良く見える。

紅葉した世継山を背に、ハーブ園のゴンドラが行き来する。見ていると、

乗車率が低いような。土曜日なのに、朝方の雨で出足が鈍いのだろうか。

そんな景色を楽しみながら登れば、急な階段道もすぐに終わり、新神戸

からの道と合流する。この付近はツバキの木が多く、年中薄暗いところ。

道は城址の平削地を、縫うように進んで行く。一帯は照葉樹林の暗い森。

東屋のある広場手前、西日が差し込み眩しい。此処からは落葉樹もある。

相変わらず照葉樹が多く、晩秋といっても尾根道に展望はほとんど無い。

ただ足元には、落葉が敷き詰められ、落葉樹もあることを知るのみである。

尾根道が二本松林道に合流する。西側斜面の紅葉がキレイな所だが、

今はもうほとんど落葉して、わずかに1本、葉を残している木があった。

時間的に遅いからか、23日に比べ車が少ない。辺りの紅葉は今が盛り。

二本松林道に入ると、谷合いの紅葉は残っているが、上斜面の紅葉は、

既に落葉し林道を紅く染める。たった5日間の内にも、季節は進む。

猩々池手前辺りも、落葉が進んでいる。ずいぶんと明るくなってきた。

池畔のベンチにハイカーはいない。もう夕食といっても良い時間だが、

座り込んで昼ご飯にしよう。料亭・鯰学舎へ、高級車が連なって向う。


今日のBGM

寒くなり始めた頃、一人で山を歩いていると聞きたくなるのがこの曲。

改めて聞くと、さして良く無い。携帯ラジオで聞く方が、良いみたいだ。