摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

台風11号から1か月・二十渉からシェール道を歩く

9月6日の土曜日は、朝からドンドン気温が上がるし、湿気の多さも半端ない。

この蒸し暑さを逆手にとって、ゆっくり長い距離歩いて、たっぷり汗を流そうか。

台風11号以降、二十渉・シェール道が通行出来ないと看板が設置されている。

だが、もう水は引いている違いなく、実際に通行出来ない事はないだろう。

布引の滝は、ほぼ平水。だが滝見茶屋の前では、大きな岩が崩れていた。

貯水池は満水で水が溢れているが、隧道からの水量はそれほどでもない。

分水隧道の上流まで歩く行くと、市ケ原にあった木橋が流れ着いていた。

それで市ケ原の方はどうなったかというと、新しい木橋が設けられている。

この新しい橋は8月17日には完成していたので、かなり素早い復旧対応。

天狗道の取り付きにも、シェール道は通行不可との看板。そんなはずはない。

高尾山堰堤の下では、根こそぎ流れて来た流木が道を塞ぐ。実際には、

通行できるように流木群は切り開かれていて、何の問題なく通行できる。

高尾山堰堤の乗越しにも、通行できない旨の看板があるが8月12日現在。

台風11号通過後も、不安定な天候が続くので、外すに外せないのだろうか。

下った処の渡渉点。未完成だった木橋は、のこりの半分も完成していたが、

土砂が流れてきて、水流の位置が変わって、無用の長物になってしまった。

今の渡渉点は此方。流木を何本か渡してあるが、意外にしっかりしている。

山田道分岐前の渡渉点は、土砂に埋もれ大きな飛び石が目立たなくなった。

さらに進むと、新しく架けられた木橋もあるが、それほどの変化もないよう。

補強工事を終えた二十渉堰堤。台風通過時にはこの堰堤を乗り越える程の

水量があったに違いない、堰堤の上に大きな丸太が、ゴロンと転がっている。

森林植物園東門の分岐。こんな張り紙はあるが、賑やかなハイカーの声がする。

さらに進むと、流れてきた木々が詰まっている橋。よく耐えたものだと思う。

八州嶺堰堤も7月末に補強工事が終わって、仮設の迂回路は撤去されていた。

桜谷出合は平常通り。ここで水分補給のために小休止する。谷風が爽やかだ。

シェール道に入ると、丸木橋が流されたのだろう、新しい橋が架けられていた。

シェール道の此の付近は、豪雨になると一般道も水に浸かる所。8月12日は、

道よりも1メートルぐらい上まで、水位は上がっていたであろう。今も泥っぽい。

シェール道上部では、流れ出た花崗岩の砂が河床に積って、水も綺麗に見える。

穂高湖の堰堤下で、奥摩耶ドライブウェイに向う。予定通りたっぷり汗をかいた。

諸所に通行不可の看板はあるが、増水してなければ、通行に問題はないようだ。