摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

旧まや道から岩屋尾根へ・・・・(摩耶山南面・薮尾根の季節 35)

4月13日の日曜日。今日は一日中、曇りという冴えない天気予報だ。

時期的には、一週間は早いと思うが、岩屋尾根のツツジを見に行こう。

コメント欄から教えていただいた、フェンスのことが気になり雷声寺へ。

なるほど境内が、ぐるりと囲まれた。ただ扉もあり、紋三郎神社跡から

尾根筋へは扉を開け通る。鍵は掛ってなかったが、今後は分からない。

雷声寺の西側の尾根も新緑に包まれていた。標高の低い為なのか、

ミツバツツジの株は無く、モチツツジがほとんど。まだツボミも小さい。

旧まや道に合流する手前の北斜面に、ウンゼンツツジが咲いていた。

暗い場所を好むらしく、モチツツジとは、棲み分けができているようだ。

学校林道分岐から先には、旧まや道沿いに桜の高木が多い。見上げても、

下生えの木々に邪魔をされて、余り花は見えない。地面に散った花びらで、

桜の木の存在を知ることが多い。総じて山桜は遠望する方がキレイなもの。

旧まや道が谷へ下る所で、道を離れ堰堤を渡る。振り返ると桜の花が見えた。

撮った写真を見ると、新緑の方が目立っている。堰堤北端から支尾根を登る。

公設道標のある所から登るより、疎林で明るいし、ツツジの株もそこそこある。

ツツジはまだ二分咲きくらいだ。それならば三本鉄塔の北斜面の山桜が主役。

樹幹越しに見てもキレイだが、少しでも良く見えないかと、家族は倒木に登る。

例年、ツツジの最盛期に歩くので、桜の花は終わりかけていたりするのだが、

今年はツツジには早く、桜がちょうど見頃な感じ。それにしても桜の木が多い。

本来の岩屋尾根道に合流するまでは、それほど長い距離ではないが、後ろを

振り返りし、左右にも樹林が抜けた所はないかと探して、ゆっくりと登って行く。

標高が上がると、咲いているツツジが多くなる。この尾根では中腹に株が多い。

岩屋尾根道と合流手前、この辺りでは登って来た踏跡も、道と呼べるほど太い。

この付近の踏跡沿いは、新しい境界杭が打ってあり、藪が刈られていたりする。

岩屋尾根道に合流すると、歩き易いので、どんどんと高度が上がる。

三本鉄塔のピークも遠くなり、ツツジもツボミの状態ものが多くなった。

それでも日当たりの良い所などで、満開になっている株もあったりする。

この岩屋尾根にも松の木が多い。松とツツジは共生しているのだろうか。

行者堂への分岐を過ぎると、一気に咲いているツツジは少なくなった。

この辺りではアセビが満開。全体的に来週末までぐらいが見頃だろう。

毎回の事だが天狗道に出ると、その舗装路のような広さと固さに驚く。

もっと、ツツジが咲いていれば、行者尾根を下ろうと思っていたのだが、

それほどではないので、崩落現場で昼食するために学校林道を下ろう。