4月13日の日曜日。今日は一日中、曇りという冴えない天気予報だ。
時期的には、一週間は早いと思うが、岩屋尾根のツツジを見に行こう。
コメント欄から教えていただいた、フェンスのことが気になり雷声寺へ。
なるほど境内が、ぐるりと囲まれた。ただ扉もあり、紋三郎神社跡から
尾根筋へは扉を開け通る。鍵は掛ってなかったが、今後は分からない。
雷声寺の西側の尾根も新緑に包まれていた。標高の低い為なのか、
ミツバツツジの株は無く、モチツツジがほとんど。まだツボミも小さい。
旧まや道に合流する手前の北斜面に、ウンゼンツツジが咲いていた。
暗い場所を好むらしく、モチツツジとは、棲み分けができているようだ。
学校林道分岐から先には、旧まや道沿いに桜の高木が多い。見上げても、
下生えの木々に邪魔をされて、余り花は見えない。地面に散った花びらで、
桜の木の存在を知ることが多い。総じて山桜は遠望する方がキレイなもの。
旧まや道が谷へ下る所で、道を離れ堰堤を渡る。振り返ると桜の花が見えた。
撮った写真を見ると、新緑の方が目立っている。堰堤北端から支尾根を登る。
公設道標のある所から登るより、疎林で明るいし、ツツジの株もそこそこある。
ツツジはまだ二分咲きくらいだ。それならば三本鉄塔の北斜面の山桜が主役。
樹幹越しに見てもキレイだが、少しでも良く見えないかと、家族は倒木に登る。
例年、ツツジの最盛期に歩くので、桜の花は終わりかけていたりするのだが、
今年はツツジには早く、桜がちょうど見頃な感じ。それにしても桜の木が多い。
本来の岩屋尾根道に合流するまでは、それほど長い距離ではないが、後ろを
振り返りし、左右にも樹林が抜けた所はないかと探して、ゆっくりと登って行く。
標高が上がると、咲いているツツジが多くなる。この尾根では中腹に株が多い。
岩屋尾根道と合流手前、この辺りでは登って来た踏跡も、道と呼べるほど太い。
この付近の踏跡沿いは、新しい境界杭が打ってあり、藪が刈られていたりする。
岩屋尾根道に合流すると、歩き易いので、どんどんと高度が上がる。
三本鉄塔のピークも遠くなり、ツツジもツボミの状態ものが多くなった。
それでも日当たりの良い所などで、満開になっている株もあったりする。
この岩屋尾根にも松の木が多い。松とツツジは共生しているのだろうか。
行者堂への分岐を過ぎると、一気に咲いているツツジは少なくなった。
この辺りではアセビが満開。全体的に来週末までぐらいが見頃だろう。
毎回の事だが天狗道に出ると、その舗装路のような広さと固さに驚く。
もっと、ツツジが咲いていれば、行者尾根を下ろうと思っていたのだが、
それほどではないので、崩落現場で昼食するために学校林道を下ろう。