仁川に夜8時半着の便では、新村の宿に荷を置くと、さすがに10時を過ぎる。
ソウルでも、焼肉屋や居酒屋は開いてるが、普通の食堂は閉店している時間。
さらに宿の近くで済まそうと思うと、食事にそんなに選択肢がある訳ではない。
セマウル・シクタン(食堂)は、豚焼き肉のチェーン店。各駅周辺に一軒はある。
宿のすぐ近くにも一軒あって、前は通るのだが、今まで一度も入ったことが無い。
ヨルタンプルコギというメニューで有名だが、焼き肉を食べた後の食事メニュー
として、ご飯付きのチルブンテジキムチ(7分豚キムチ)があるので食べてみる。
焼肉を頼まず食事だけで、大丈夫かと思ったが、特に怪訝な顔もされなかった。
24時間営業なので、昼食や他の店で飲んだ後に、食事だけの客もいるのだろう。
本当は焼肉が終わった後の、炭火で7分間煮るので、7分豚キムチというのだが、
焼肉を食べてないので、炭も無い訳で、厨房で出来上がったものが運ばれてきた。
ヤンニョムで煮込まれたキムチと豚肉は、正に想像通りの味。ごはんによく合う。
見た目よりも豚肉の量も多く、備え付けの韓国海苔を入れれば、さらに美味しい。
アルミの鍋がボコボコで焦げ付いて汚いようだが、これは時代を感じさせる演出。
値段も5000Wなら、夜食としてはまずまず。良い気分で新村の大通りを散歩する。
工事中で歩行者天国状態だ。完成後には、市内バス以外の乗入を禁止するらしい。
それにしても寒くない。去年の同じ時期のことを思うと、暖かいと言っても良いくらい。
ロッテリアを見つけて、デザートを食べに入ろう。ガラス張りの2階席が空いてそう。
500Wのソフトクリーム。安い上にけっこうおいしい。日付が変わる頃宿に帰った。
(2013年12月30日 1000W=102円)