摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

北野町西公園から三森谷両岸の尾根を巡る

1月18日の土曜日。悪天の予報だったが、午後には薄日も差してきた。

センター試験日なので、オオカミ予報だったかも。低い所でお茶を濁そう。

三宮、阪急西口で山ごはんを仕入。観光客と一緒に北野まで歩いてきた。

堂徳山の三角点から北野町西公園へ下る道は、この付近では好きな道だ。

ただ、上りか下りは別の道を歩きたい。公園の西側の尾根にも道があるが、

追谷墓地に下って遠回り。また墓地手前にフェンスがあり鍵が掛っている。

そこで西公園から直接取り付けないかと思うが、谷は深く下るのは難しい。

この付近の谷は、時に野宿生活をする人がいるので、谷は遡上したくない。

倉庫の脇から覗くと、堰堤があってその上を渡れそう。南側から回り込む。

堰堤は渡れそうだが対岸は、かなりの急斜面で登れるかどうかわからない。

もう少し下流から道があるかもしれないが、戻って確かめに行くのも面倒だ。

とにかく渡って、北側の谷状の凹部を登る。だがグズグズの土砂で難渋する。

とても上までは登れそうになく、木の根を掴んで、左側の斜面に這い上がる。

登りついた尾根には良い道があり、猪除けのフェンスと扉が設置されていた。

以下、この項では仮に三森谷西尾根と呼ぶ。東尾根と同じく国有林の伐採が、

行われたようだ。中腹に高圧鉄塔があり、巡視路の役目もあるのかもしれない。

中山手支線六鉄塔に出会う。脇には堂徳山国有林と書かれた白い標柱がある。

三森谷東尾根に比べると、尾根が細いせいか、道がとても明確で歩き易い。

展望はこの季節でも悪い。方向は良いのだが、花火見物に適した所はない。

これから歩く三森谷西尾根上部。城山付近と比べると緩やかな稜線が続く。

西側に市章山の電飾が見えている。ハイカーの声も聞こえるほどの近さ。

尾根道はあっけなく、再度山ドライブウェイのカーブNo.25に飛び出す。

カーブNo.26まで上がると、二本松林道への道と堂徳山三角点への分岐。

分岐で南に向かわず、北側の台地上にある朽ちたベンチで昼食にしよう。

食事の後は、南へ上り返し堂徳山の三等三角点。そのまま巡視路を下る。

巡視路は中山手支線五鉄塔まで、この後は、伐採事業で整備された歩道。

しかし、登って来た西尾根よりは、落葉が降り積もって分かり難い所もある。

とは言っても迷うようなところはない。元の北野町西公園まで下って来た。

三森谷両岸の尾根を周遊した訳だが、やはり最初の取り付きが悪すぎだ。