摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

秋の六甲・治山ダムスタンプラリー

今日はネットで買ったハイキングシューズを、足に慣らすのが目的でやって来た。

ロープウェイが3か月も運休になるならば、11月中は掬星台スタートのコースを

なるべく歩いておきたい。午前9時台の臨時便に乗るべく、珍しく朝早く家を出た。

ケーブル山麓駅の観光パンフレット。山行のヒントを貰う事も多いので見てみると、

六甲・治山ダムスタンプラリー」という地味なパンフを発見。今日はこれで行こう。

掬星台からは、地蔵谷とアイスロードのポイントに行けそうだ。1日で2か所回ろう。

今日は三菱電機の六甲全山縦走の日。混みあう天狗道を下り、ゴロゴロ坂の分岐から、

地蔵谷に入る。中々スタンプポイントが現れないので、地蔵谷第4堰堤まで下るのかもと

思った頃に、白い箱型の構造物が見えてきた。あれがスタンプ台なんだろうとホッとする。

小さな二俣に設置してある。この付近は暗い地蔵谷では、落葉樹が多く明るい雰囲気だ。

炭焼きの二次林であったろうか。同じ道を登り返すのもつまらない、左俣を詰めてみよう。

小さい砂防ダムを二つ越える。後で知ったのだが、この企画は兵庫県の治山事務所の主催。

国の六甲砂防事務所とは違うので、このダムも砂防ダムではなくて、治山ダムと呼ぶようだ。

それで大規模な地蔵谷第4堰堤にではなく、こんな小さなダムがポイントになっているのかな。

堰堤を越えてしばらく歩くと、見覚えのあるベンチが見えてきた。アドベンチャールートだ。

黒岩尾根側に登り返そう。途中に展望岩がある。ところが岩場を見過ごし行き過ぎてしまった。

道のすぐ脇にあるのだが、藪が繁って見えなかった。2人ならゆっくり休憩できる平たい岩場。

須磨・垂水の山や明石海峡も望める。摩耶山の懐に、包まれるような感じで好きな場所の一つ。

薄日が差してて暖かだったせいか、休んでいたら二人とも、少しの間だが、眠ってしまっていた。

日が陰り寒さで目が覚める。アイスロードのポイントへ向かおう。黒岩尾根道に合流し登り返す。

掬星台に戻って来た。やはり朝方には、見えていた大阪湾の対岸は、靄がかかり何も見えない。

この日は、リュックサック・ギャラリーという催しがあったようだ。一回りしたが趣旨が解らない。

丁字が辻の先までは、ドライブウェイを歩いて行く。今年の紅葉は色づきが悪い。茶色が多い。

丁字が辻の先、藤原商店の所からアイスロードに入る。古びた保養所や別荘を抜けて来た。

アイスロードは、ずいぶん昔に1度だけ歩いたことがある。だが記憶には、何も残っていない。

急斜面を九十九に下って行く。柿の木が小さな実を沢山つけている。ススキもあり秋らしい景色。

スタンプポイントがあった。背後に治山ダムが見えている。それにしても地味なイベントだな。