昨夜遅くにソウルに到着した。以前から、行きたかった焼肉屋さんで、
マッコルリと焼酎を飲んで、宿に帰ったのは日付の変わる頃になった。
今朝目覚めたのは10時過ぎ。既に夏の陽は高く昇り、暑くなっていた。
地下鉄4号線・上渓駅へ着いたのは12時半過ぎ。何処が登山口かな。
この山は2度目だが、前回はタンコゲ駅から道に迷って枝道を登った。
それで今回はメインルートを登りたい。とはいえ地図も見ずに歩きだす。
駅から幹線道路に出て、交差点を渡って、そのまま山に向かっていくと、
大きな学校の校門で行き止まり。元の幹線道路まで戻って北に向かう。
思ったより北に歩いて、大きな交差点で東に入ると、公園の入口に来た。
佛岩山(プラムサン)公園と書いてあるので、メインの登山口だろう。
登山靴の泥を吹き飛ばすエアガンや水汲み場等が整備されている。
ほとんどの人は、谷沿いの舗装路を歩いて行くが、つまらなそうなので、
左手に現れた尾根道に取付いた。少し登れば北漢山の景色が広がる。
佛巌亭という展望台で、谷道と合流する。気持ち良い場所で小休止。
佛巌亭から山頂を見上げる。夏の深緑と岩のコントラストがキレイ。
傾斜は緩いが日陰の無い岩場が続く。夏の日差しが容赦なく照り付ける。
そもそも、真夏の韓国に低山歩きしに来ることに疑問があった。だけど、
涼しい内に登って、後はパッピンスとホテルのクーラーでっていう計画だ。
それが初日から寝坊で失敗し、一番暑い時間帯に登ることになってしまう。
家族が脇腹を押さえながら歩く。滝から落ちて痛めた肋骨が疼いてるのか。
ようやく山頂の太極旗が見えてきた。もう暑さでヘロヘロになっている。
頂部は巨大な岩。景色は360度だが、日陰は無いので長くは居られない。
太極旗が立っている他は、山名碑もなくて、小さな方位版があるばかり。
暑いので、もう下ろう。フリクションが効くので怖くはないが急な下り。
振り返ると、山頂直下に山名碑があった。いまさら登り返す気はない。
前回来た時には、ちょうど木製階段の工事中だった。本来の登山道で、
工事をしているものだがから、脇のバリエーションルートを下るはめに。
それは4年前のことなのに木製階段は、かなり古びた感じになっている。
以前はこんな所が登山道だった。安全にはなったが、やや退屈な階段道。
下って行くと道の側に、マッコルリを飲ませるような常設屋台がある。
こんな所でマッコルリを飲んでみたいと思うが、無事下る自信がない。
佛岩山公園へ下る道を右に分けて、さらに南に向かって下って行こう。
というのも、上渓駅から見た大きなスラブに、出てみたいと思ったから。
はたして此処がそのスラブかは定かでないが、大きな岩場を通過する。
黄色いマークが現在地。山麓を歩く遊歩道があり、その案内の看板。
大きな展望台があって登ってみると、下って来た佛岩山を見渡せた。
立派な道だったのに、麓の私有地を通過する間には、一切案内が無い。
農園や自動車教習所の脇を通って公道に出た。此処には看板があった。