摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

雷鳴轟く黒岩尾根・・・・・・(平成25年第1回 夕涼み登山)

7月14日の日曜日。今日も不安定な空模様という天気予報だが、

青空も見えている。ただ、北風が強く吹いているのが気になる所。

久しぶりに黒岩尾根を歩いてみよう。家を出たのは午後2時半頃。

砂子橋辺りでは、ほとんど水流が無かったのに、雄滝はそこそこの

水量がある。不思議だなって思ったら、下の看板で説明されていた。

雄滝の水は貯水池から人為的に放流されている事。それも朝6時から、

夜9時までの間だけ。放流した水は生田川に流さず、奥平野浄水場へ、

取り込まれている事。此処へは何十回も来ているのに全く知らなかった。

猿のかけ橋の化粧葛がボロボロになっていたが、付け替えられるようだ。

日曜日のせいか、団体が多くてウンザリする。この辺りでは陽射もあった。

久しぶりの黒岩尾根取り付き。空は雲に覆われ暗くなってきた。今日は、

水分を沢山持ってきたので、ザックが重い。すでに汗だくでバテバテだ。

尾根上は北風が吹き抜けるが、北側の空は黒い。遠くから雷鳴が聞こえる。

登るにつれ雷は近くなってきた。神戸市境界標柱辺りでは雨も降って来た。

頭上を北から南へ平行に、空中を雷鳴が流れていく。雨も本降りでもない。

とても暗い。樹林の中では夜のよう。かなりバテて、家族に追いつけない。

なんとかトリム広場に辿り着いた。雨が降っているので、此処のキノコ型の

東屋で夕食にしよう。涼しいというか、濡れているので寒い。上着を着よう。

食事を終えて掬星台へ、日曜だというのにガランとしたロープウェイの駅舎。

702カフェは、どんな様子だろうか。次の発車まで、階上へ上がってみよう。

意外にも窓側の席は満席に近い。その後も来客が続き、飲食の注文もそこそこ。

店内は照明を落とし、夜景が良く見えるようにしてある。BGMに80年代の

フュージョン(今はなんて言うんだろう)が流されて、良い雰囲気の仕上がり。

暮れていく夜景に見とれて、ロープウェイを1本見送ってしまう。次に乗ろう。

駆け足で展望台にも行ってみる。ちょうどJTBの夜景プランの観光客で一杯。

ケーブル山麓駅まで下ると明るい三日月。夕涼みというには忙しい空模様だった。