摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

雉岳山(1282m)・・・・・・・2013年5月20日・・・原州市

昨夜は、春川からのバスが到着した、市外バスターミナル近くの安宿に泊まった。

どうもこれが間違いだったみたい。市街の外れにあり、市内バスの余り通らない所。

雉岳山へのバスに乗るには、途中で乗換えが必要だった。これが難しい課題だった。

バスを乗り損ねたり、乗換え場所を間違ったりで、雉岳山に着いたのは宿を出てから

3時間もかかっていた。バス停付近は4軒ばかりの売店があるだけで閑散としていた。

雉岳山は国立公園だが、余り人気は無いのかもしれない。売票所で2500W支払う。

割と建物が新しい亀龍寺。覗いてみるが綺麗だが情緒はない。2500Wが惜しいな。

寺からすぐに登山道は、美しい淵の脇を通る。水が澄みきっている。谷沿いに道は続く。

登るにつれて道は、遊歩道から登山道らしくなってくる。やがて清涼滝まで登って来た。

小休止する。登山道に戻って少し進むと、尾根コースと谷コースの分岐点になっている。

尾根コースはいきなり急な階段道。道標に谷コースは難路、尾根コースは大変な難路と

書いてある。躊躇なく谷コースを選んだ。ガスっているので、尾根でも展望はないだろう。

谷沿いの道は何度か渡渉しながら高度を上げていく。岩がゴロゴロしていて歩き難い道。

三連休明けの月曜日なので、さほど登山者は多くない。谷中では2・3組とすれ違った。

稜線近くまで詰めてくると、濃いガスに覆われて来た。週間天気予報では晴れだったのに。

主稜線に出ると公園事務所の監視小屋があり、階段道が山頂に向かっている。後300米。

3基の石塔がある雉岳山頂に到着。尾根コースの方が人気があるのか、次々に登ってくる。

ツツジの花が咲いている。まだツボミも多い。今回の旅行では一番高い1282mの標高。

昼食休憩したりして待っていたが、ガスは晴れそうにない。展望は良さそうなのに残念だ。

下りは南側のファンコル登山口へ向かう。よく整備された道。丸太階段のカーブが良いなあ。

やっぱりゴロゴロと岩の多い谷筋を下り立石寺へ。ここからは急な舗装路が1時間ほど続く。

最初に現れた建物が、立派なコーヒーハウス。平日だが自家用車が数台停まってるし、

お客さんもそこそこ入っている。ファンコルの村の中には、同じような綺麗な建物が多い。

バス停前のコーヒーレストラン。如何にもバブリーな雰囲気。ここも車で来客が絶えない。

公園事務所でもらったパンフと、バス停に書いてある時刻が違ったりしたが、まあ待とう。

バス停のベンチから雉岳山を望む。とはいえ山頂はガスに覆われ見えるのは前衛峰のみ。

30分ほど待つと市内バスはやって来た。今日一日苦労した市内バスだが、最後に良い

事もあった。鉄道駅を通過するバスだったので、駅で降りると1時間後の清涼里行きの

ムグンファ号のチケットが買えた。雉岳山は、まだガスに覆われているが立派な山容だ。