昨夜は、春川からのバスが到着した、市外バスターミナル近くの安宿に泊まった。
どうもこれが間違いだったみたい。市街の外れにあり、市内バスの余り通らない所。
雉岳山へのバスに乗るには、途中で乗換えが必要だった。これが難しい課題だった。
バスを乗り損ねたり、乗換え場所を間違ったりで、雉岳山に着いたのは宿を出てから
3時間もかかっていた。バス停付近は4軒ばかりの売店があるだけで閑散としていた。
雉岳山は国立公園だが、余り人気は無いのかもしれない。売票所で2500W支払う。
割と建物が新しい亀龍寺。覗いてみるが綺麗だが情緒はない。2500Wが惜しいな。
寺からすぐに登山道は、美しい淵の脇を通る。水が澄みきっている。谷沿いに道は続く。
登るにつれて道は、遊歩道から登山道らしくなってくる。やがて清涼滝まで登って来た。
小休止する。登山道に戻って少し進むと、尾根コースと谷コースの分岐点になっている。
尾根コースはいきなり急な階段道。道標に谷コースは難路、尾根コースは大変な難路と
書いてある。躊躇なく谷コースを選んだ。ガスっているので、尾根でも展望はないだろう。
谷沿いの道は何度か渡渉しながら高度を上げていく。岩がゴロゴロしていて歩き難い道。
三連休明けの月曜日なので、さほど登山者は多くない。谷中では2・3組とすれ違った。
稜線近くまで詰めてくると、濃いガスに覆われて来た。週間天気予報では晴れだったのに。
主稜線に出ると公園事務所の監視小屋があり、階段道が山頂に向かっている。後300米。
3基の石塔がある雉岳山頂に到着。尾根コースの方が人気があるのか、次々に登ってくる。
ツツジの花が咲いている。まだツボミも多い。今回の旅行では一番高い1282mの標高。
昼食休憩したりして待っていたが、ガスは晴れそうにない。展望は良さそうなのに残念だ。
下りは南側のファンコル登山口へ向かう。よく整備された道。丸太階段のカーブが良いなあ。
やっぱりゴロゴロと岩の多い谷筋を下り立石寺へ。ここからは急な舗装路が1時間ほど続く。
最初に現れた建物が、立派なコーヒーハウス。平日だが自家用車が数台停まってるし、
お客さんもそこそこ入っている。ファンコルの村の中には、同じような綺麗な建物が多い。
バス停前のコーヒーレストラン。如何にもバブリーな雰囲気。ここも車で来客が絶えない。
公園事務所でもらったパンフと、バス停に書いてある時刻が違ったりしたが、まあ待とう。
バス停のベンチから雉岳山を望む。とはいえ山頂はガスに覆われ見えるのは前衛峰のみ。
30分ほど待つと市内バスはやって来た。今日一日苦労した市内バスだが、最後に良い
事もあった。鉄道駅を通過するバスだったので、駅で降りると1時間後の清涼里行きの
ムグンファ号のチケットが買えた。雉岳山は、まだガスに覆われているが立派な山容だ。