昨日から春の嵐で、今日も朝から風が強い。小雨や雹も降っている。
それでも、昼近くになると陽が差してきたので、11時過ぎに家を出る。
護国神社から杣谷を目指す。丸山公園上山腹の桜が咲いているようだ。
境内では、しだれ桜がキレイだが、お花見をしている人はいなかった。
杣谷に入ると、対岸の山腹に山桜が多い。雲の動きは早いが風は弱い。
家の近くのツツジが蕾を膨らませているので、山では咲いているかも、
と来たのだが、思った通りだった。昨年よりは2週間は早い開花だろう。
摩耶堰堤下では、青空も広がった。このまま晴れると思ったのだが・・。
摩耶堰堤を乗り越した所にある山桜。この桜が咲いているのを見るのは
初めてのことだ。ツツジの季節には例年散っていたからだ。肉厚な花弁。
長峰山西尾根(仮称)の末端が見えてきた。右手の凹みは岩ケ谷である。
左側の岩場の裾を、岩ケ谷方向に回り込み、長峰山西尾根(仮称)に乗る。
摩耶第二堰堤下で、杣谷道は東側へ渡り、一旦右手に斜上して左へ曲がる。
その屈曲点から杣谷道を離れ、そのまま右手へ斜上して行く。皮手袋装着。
すぐに岩場の裾に至る。この岩場も登れないこともないが、今日は巻こう。
岩場の裾を回っていくと急斜面にシダ藪が現れる。右手は浅い谷状の地形。
このまま直上すれば良さそうに思えるが、崩れやすい土の急斜面で苦労する。
下から見上げると分かり難いが、シダ藪に切れ目があり、右上に斜上している。
急斜面で土砂が流れ、今は踏跡とも呼べないが、架線場の作業道跡ではと
思っている。付近には酒の一升瓶やジュースのガラス瓶などが散乱している。
シダ藪の切れ目を斜上していくと、摩耶第二堰堤を足元に見る岩場に出る。
この辺りでは踏跡があるかに思えるが、やや藪の濃い細尾根が上って行く。
常に岩ケ谷の斜面を見るように、細尾根を登って行く。獣道位が続いている。
岩が不安定に転がる斜面に出るが、此処も岩ケ谷方向に回り込んで行こう。
杣谷道から見た右手の岩場の上あたりに出る。尾根に乗り直すような感じ。
まだ標高が低いので此の付近は、コバノミツバツツジが満開になっている。
この辺りから、踏跡とよべるレベルになり、上に登るほど道は良くなる。
ということは今日登って来た細尾根以外にも、道があるのかもしれない。
さらに登るとツツジはツボミばかりとなる。尾根筋はすべてツツジの藪だ。
昨日からの強風で、スモッグが流れたのか、街並みがやけにクリアに見える。
やがて前方が明るくなると、六甲線一三鉄塔に出る。此処で昼ご飯にしよう。