摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

布引貯水池から二本松林道へ・・・・・・(鉄塔巡り vol.2)

1月13日の日曜日。朝の内は晴れていたが、10時過ぎにはすっかり曇り空。

気温は昨日に引き続き高い。今日は神戸駅に用事があるので、西向きに歩こう。

昨年、市が原から西に向けて鉄塔を追った事があるが、それを再度やってみよう。

最初に目指すのは、布引貯水池の背山に見えている鉄塔。風なく鏡のような水面。

市が原から巡視路が登っているが、放水路隧道手前で、対岸の細尾根に取り付く。

左手下に締切堰堤。右手に分水堰堤を見ながら、藪の少ない細尾根を登って行く。

最初は緩やかだった尾根も、中段辺りから急傾斜となる。潅木に掴りながら登る。

傾斜が緩やかになり、右手から上ってくる巡視路と合流し、すぐに神戸東線一九鉄塔。

鉄塔から少し進むと、伐採され展望の良い尾根に出る。摩耶山頂からハーブ園の眺め。

巡視路は西へ向い再度山ドライブウェイを横断する。神戸東線一八鉄塔は車道のそば。

鉄塔から南へ下ると、大竜寺への一般道と合流する。そのまま二本松林道方向へ向い、

公設道標「ち37−12」から右手の尾根に上ると、すぐに中山手支線一の小鉄塔がある。

中山手支線一から神戸東線一七鉄塔。付近は複雑な地形だが、巡視路は良い道が続く。

一七鉄塔から少し下った所から、高圧線は再度谷を越えて平野谷東尾根へ伸びている。

巡視路を下って行くと、開けた伐採地に出る。笹の切り株が、多くて座り込めず残念。

伐採地からロープに頼って急坂を降りると二本松林道にでる。此処からは林道歩きだ。

猩々池を過ぎると、林道脇に神戸東線一六鉄塔。高圧線を追う巡視路は無さそう。

西へ向いたいのに、林道は北側を迂回している。退屈な林道歩きが続くが仕方ない。

右から七三峠から下ってくる道がある所。防火道の入口までやって来た。左手へ登る。

登り着いたのは神戸東線一四鉄塔。すぐ下に一五鉄塔が見えるが、飛ばしてしまった。

一四鉄塔の下はコンクリが打たれた平地。此処で昼食にしよう。左の切り開きが防火道。

笹が生い茂って往時の面影は無い。右手の切り開きが巡視路で、今まで入った事がない。

とても良い道が神戸東線一三鉄塔まで続いている。こんな道がずっと続けばよいのだが。

一三鉄塔からは須磨の山が良く見えた。残念ながら巡視路は、此処で終わってしまった。

戻るのもつまらないので、強引に藪の急斜面を下って行く。最後は林道脇の崖地だった。

そこからは二本松林道を下って行く。此処はハムの行動範囲から外れて初めての道。

蛇行を繰り返す二本松林道。やっと道標が出てきた。そのまま進めば有馬街道に出る。

それでは用事のある神戸駅を行き過ぎてしまうので、右側の平野谷を下ることにしよう。

初めて歩いた平野谷(皿器谷)は、廃屋が点在する薄気味悪い谷道だった。谷を抜けると、

見慣れない風景が広がった。海までの距離が遠い。普段歩いている摩耶山麓とは随分違う。