11月4日の日曜日は、六甲登山口という交差点から北に歩いて行く。
神戸大学農学部の横を通り、淡々と車道歩き。天望尾根が見えてきた。
突き当たりは六甲ケーブル駅だけれど、高架になっている車道に向う。
既に標高250米近い。海抜というのが時代を感じさせる小さな看板。
百米も登ると、山側にフェンスが切れた所があり、関電巡視路の入口。
最初は岩場で関電巡視路にしてはワイルドだが、すぐに良い道になる。
天望山頂までは4基もの高圧鉄塔がある。上から降りて来る人が、
レジ袋にエンジ色の果実を沢山入れてるので、「アケビですか?」と
聞いてみると「ムベの実」と教えてもらい、その上2個いただく。感謝。
西側に長峰山の東斜面を見ながら歩く。登れないかと思うが厳しそうだ。
天望山頂で小休止。篠原本町2丁目のポエムで買った菓子パンを食べる。
山頂から20米程北で、大中小3個の票柱の所に、右手に下る踏跡がある。
関電の巡視路は、さらに北へ続くのだが、すぐに車道に向って下ってしまう。
細い踏跡を下りきった鞍部。太いツタが多くて不思議な雰囲気のところだ。
この付近に、ムベの実が沢山落ちている。でも鳥に食べられ中は空っぽ。
一つだけ熟した実が落ちていたので食べてみる。アケビより甘くて美味しい。
アイスロードへの分岐までは、杉林の中に細い踏跡が続く。やや不鮮明で、
時おり道を失うが、高みに向って登っていけば、やがて元の踏跡に戻れる。
アイスロードへの分岐まで来た。小さな私製道標があるが見逃しやすい所。
此処から天望尾根の第一の魅力である、ミヤコ笹の繁る清浄な尾根道が始る。
左手に遠く保塁岩を望むようになると、六甲ケーブル山上駅もほど近い。
ケーブル駅から落ちたゴミの多い斜面を回り込み、バス停横に登りつく。
登って来た天望尾根。一ケ谷西尾根と呼ぶ向きもあるが、天望尾根が良い。
今日の目的はこれ。何か買うわけでもないが、賑わう行事は見ておきたい。
会場の狭さが残念だ。食事を提供する店もあるが何処で食べればよいのか。
ケーブルの観光客はバス停に直行。天覧台下を通り過ぎるハイカーも多い。
集客にも難あり。主催者の方、ぜひ広い掬星台での開催はどうでしょうか。