摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

牛耳石山(422m)雞公山(399n)・・・・・・西貢・・・2012年10月1日

香港の10月1日は三連休の中日。晴れていればシャープピークに

行きたいと思っていたが、どんよりした曇り空なので、止めておこう。

シャープピークと馬鞍山の間に、400m前後の山が幾つか連なる。

こんな天気の日には、山も地味な所でよいかと、行ってみることに。

彩虹の駅から96Rのバスに乗ったが、バーベキューに行く人達で一杯。

始発の賛石山で既に満員だった。その上、事故処理で渋滞してたので、

北潭凹まで、2時間程立ちっぱなしだった。こんなこと香港では初めてだ。

バス停近くの道路に野良牛が数匹出ていた。香港の人も珍しいのかな?。

今日は北潭凹から水浪窩までマクリホーストレイルの第3ステージを歩く。

北潭凹(峠)からは、最初の内は樹林帯だが、少し登るだけで展望が開ける。

牛耳石山の肩まで登って来た。シャープピークを遠望する。それほど暑くない。

あと数十メートル登れば、牛耳石山の山頂だろうに、トレイルは肩の辺りを、

トラバースして行く。魅力無い山頂なのか、踏跡も見当たらずそのまま進む。

つまりトレイルは稜線ではなく、片斜面についているので、展望もいまひとつ。

山中にキレイに整備されたキャンプ場があった。売店があるので寄ってみよう。

許林士多(ストア)というのが売店の名前。ビールやラーメンなどもあるけど、

名物の豆花をいただく。香港の豆花は、台湾のものに比べあっさりしている。

士多(ストア)の前。カメラを向けたら警戒したのかな、みんな立ち上がる。

キャンプ場からも、起伏の少ない道が続く。道が良いわりに退屈でもある。

眉山(391m)の肩付近。前方に雷打石(379m)と雞公山(399n)。

トレイルは畫眉山の山頂も通らない。お腹が空いてきたのでここらで昼食。

雷打石から雞公山へは、一旦大きく下る。直線的に登り返す路が厳しそう。

今日の前半が緩やかな道だったせいか、この登り返しは相当きつかった。その上、

日が照ってきて、温度も急上昇だ。ヘロヘロになって雞公山の山頂へ辿りついた。

マクリホースの第3ステージでトレイルが、唯一、山頂に立ち寄るのが雞公山。

さして展望が良くも無く、梨を一つ食べただけで、水浪窩を目指して下りにかかる。

正面には、大金鐘から馬鞍山・牛押山の特異な山容が、黒い陰になって見えている。

下りついた水浪窩はバーベキューの人達で、とても賑やかだった。車道を北に歩いて

バス停に向う。やって来たバスに行き先も確かめずに飛び乗ったら、沙田行きだった。

沙田のバスターミナルで下車。エスカレーターで階上に上ると、新しくて都会的な

ショッピングセンターだった。おまけに屋外に無料のスヌーピータウンがあったりと、

ビックリすることばかり。山から下って、すぐ都会って言う意味では神戸より刺激的。