摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

六甲山ショートハイキング77コース・・・・・根岸真理著

本屋で見かけたのだったか、何かの書評で知ったのか。覚えてないのだが、

神戸市立図書館にも蔵書あり、予約して数ヶ月、ようやく借りることが出来た。


従来のガイド本が、一日コースを提案するのに対し、細切れのコースを紹介し、

読者に組み合わせを委ねているのが新味か。内容的にはネット上に沢山ある、

個人の山行記録やガイドの寄せ集めという感じ。それはそれで悪くないと思う。

なぜなら、個人が立ち上げるホームページは、どんなに出来の良いものでも、

管理者が亡くなってしまえば、閲覧できなくなる運命だ。それが書籍となれば、

数十年経っても、私蔵され、図書館にも収蔵され、古本屋で売られたりもする。


それにしても装丁は、どうにかならなかったろうか。表紙の写真だが、下側の

大きな写真が行者尾根だそう。赤いTシャツの人物は、何とも・・・・・・・邪魔だ。

内容的に不満な点も多いが、登山者は多くのガイド本を読み、良い所だけ、

選んで参考にするものなので、完璧を求める必要も無いだろうと思っている。


ただ一点、好ましいと思われたのが、天望山から六甲ロープウェイ山上駅へ、

伸びる尾根を、「天望尾根」と標記したことだ。この尾根の呼び名はネット上で、

「天望尾根」派と「一ケ谷西尾根」派に別れて、呼び名が安定していなかった。

書籍になったことにより、天望尾根というスッキリした呼称が定着するだろう。


尾根の末端に、天望山があるので分かり易い。対して一ケ谷は、ケーブルの

軌道があるとはいえ、一般道なくて知名度低く。その西では、なお分かり難い。

新穂高や行者尾根も紹介された。望むべくは登山口付近を、略図や概念図で

解説すれば分かり易かったろうが。いやいや語りだすときりが無い。この辺で・・。