4月21日の土曜日。主稜線下ったのだから、又登らねばならない。
仕方がない、まだ季節的には早いが、木の袋尾根を登り返そうか。
石段の道を登ると、道脇に方形の岩がある。その左手から取り付く。
しばらく登ると現われる濃密なツツジの藪。道は此の間を通っている。
ダム建設時の作業路だったのか、この尾根には良く踏まれた道がある。
西側にオテル・ド・マヤが間近に見えている。ここは定番のワン・ショット。
やがて、岩の多い緩やかな尾根筋となる。松の木とツツジの円頂を越すと、
ガラリと植生が変って、ミヤコ笹の尾根となり、杣谷峠からの稜線に至る。
いつもは稜線まで登るのだが、今日は鞍部から、10米ばかり登った所から、
西へトラバースする踏跡に入る。このまま歩いていけば、アゴニー坂の鞍部。
回りこむと摩耶別山が三角錐の形に見える。別山が山らしく見えるのは此処だけ。
アゴニー坂の鞍部に降りる。笹の緑が何時になく鮮やかで、春めいた雰囲気だ。
(2012年4月21日)