摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

スッキリと黒岩西北第2支尾根(仮称)

今日は冬型の気圧配置になるという予報。朝から西風が強かった。

だが、さほど気温は低くない。昨年の11月に登った尾根に行こう。

生田川源流・森林植物園東門の下流から、黒岩尾根へ登る支尾根。

新神戸から貯水池へて淡々と二十渡渉を、上流に向かい歩いて行く。

高雄堰堤を越え。架線場から下ったところで、右手の植林帯の下に、

翡翠色した流れが見えている。こんなにキレイな水の色は初めてだ。

この数週間、雨が多かったので水量が増えているようだ。下ってみる。

家から歩いて、こんな淵を見れるなら、九塞溝に行かなくったって良い。

それは冗談だが、鉄分の多い生田川では、珍しく澄みきった流れだ。

二十渡渉堰堤を越えて、森林植物園東門の手前で、目的地に到着する。

此の看板の裏側から尾根に取り付く。炭焼小屋跡か入り口に石段がある。

少し登ると、右手に砂防ダムが見えてくる。道から近いので降りてみる。

二十渉第三砂防ダム。正副・二段のダム。両者の間は黒い水が満々と。

取り付きの細い流れからは想像もできない水量。やや不思議な雰囲気。

鈴蘭台辺りから、森林植物園を横断してくれば、摩耶山頂に最も近い。

今も歩く人は多いのか、道はしっかりしている。松の落葉が積もった道。

高度を上げると西側に、森林植物園。その向こうには、鈴蘭台の町並み。

此の時は、雪も散らついていた。摩耶山でも北側と南側では天候が異なる。

尾根を登りきった所から、少し右手に行けば、すぐに知った場所に出る。

黒岩尾根脇のベンチだ。時計を見ると1時半。今日は此処で昼食にしよう。

食事が終わった後は、黒岩尾根の一般道には出ずに、元来た道を戻る。

よく踏まれた道を東へ進むと、砂礫の円頂に出る。ここも不思議なところ。

砂礫がちっとも固まっておらず、サラサラというよりもフワフワしている。

さらに進んで、黒岩尾根道の植林帯にでる。南へ迂回する所で道を逸れて、

直進する。踏跡はハッキリしないが、そのまま東側の植林帯を登ってみよう。

植林帯の上の、雑木林には、何となく切り開きがあって、楽に登って行ける。

さらに登れば予想通り、桜谷西尾根の頭に到着した。南に下れば黒岩尾根道。

黒岩尾根道の上部では、気まぐれに藪を分けて、天上寺の展望を求めたりする。

摩耶ケーブル中間駅からは、いつになく白い六甲アイランド。北風が強く寒い。