歌連臣山頂でゆっくり休憩した後は、龍背に向かって下って行く。
左手には、大浪湾の海水浴場が見える。最初は背丈ほどの藪だが、
下るにつれて藪は高くなり、展望も無くなるが、道は良く踏まれている。
立派なトレイルに合流してしばらく登ると、打爛埕頂山(284m)。
山頂というよりは、尾根の一部といった感じで、さして魅力はない。
この打爛埕頂山の前後の尾根が、龍背(ドラゴンズバック)と呼ばれる。
勝手に、恐竜の背のようなゴツゴツした岩山を、想像してたが大はずれだ。
むしろ、蛇の背のように、緩やかにうねっているという感じの尾根筋だった。
しかも割りと幅があり、東側の展望は良いが、西側はそれほどでもない。
トレイルは尾根の末端まで行かず、途中で西側に下って行く。だが、南側には、
円頂の岩山が見えている。トレイルを外れて、踏跡を辿り南側のピークに登る。
東側には石澳の村が見えている。緩やかなスラブは、とても気持ち良い所だ。
此処まで来たら、龍背の末端まで歩いてみようと思う。ところがピークからは、
幾つもの踏跡が交錯し、ハッキリしない。たまたま此のピークににいた三組。
白人のハイカーは南へ直進、香港人3人は東側へ下る。私達は西側の尾根
沿いに下るのが良いと思い薄い踏跡を辿る。それぞれバラバラに下って行く。
私達が辿った西よりの踏跡は、やがて引水道へ出て、水路の縁を下って行く。
最後に道路に降り立つ所が崖になっている。上の写真、レンガ色の水路の中が、
階段になっていて、どうにか道路へ下ることができた。他の人達はどうしたろうか。
最後のピークからは、元のトレイルに戻ったほうが良いだろう。
写真は、バス停に行く途中に振り返って。中央の尾根っぽい所を下ったと思う。
峠から200米ばかり、南側に車道を歩くと、ロータリーがある。此処のバス停から、
筲箕灣行きのバスに乗車する。スタートが遅かったわりには、充実した山行だった。
(この山行は、フォートラベル「jun2」さんの記事を参考として歩きました。多謝。)