摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

市ヶ原ミステリーツアー・・・・・(此処は何処?)

今日は、風も無く良い天気。ロープウエイは定期点検の為、運休中だ。

家を出る時には、地蔵谷を上って、隠れた氷瀑を探そうとか思ってた。

ところが、市ヶ原まで来ても、日差しがあって、それほど寒くはない。

これでは、氷瀑も期待できなさそうだし、昨日の疲れか、足も重い。

地蔵谷を登るのはやめて、再度山に登ろうと、全縦路を西へ向かう。

大竜寺への舗装路を歩いて、再度公園への谷道を、過ぎた辺りで、

南から下ってくる顕著な細尾根が目についた。此処を登って見ようか、

と、本日2度目の心変わり。沢を渡り急な斜面を登り、尾根に乗ると、

植林の作業道だろうか、なんとなく尾根上には踏跡がある。

振り返ると、再度山が見えている。毎度のことで、地図も磁石も持ってない。

この時点では、この尾根は再度山ドライブウェイに突き上げると思っていた。

尾根上の下生えは、丈の低い笹薮で、わりと楽に歩いて行ける。

南側に、明るい稜線が見えてきた。あれがドライブウェイかと思い、登って行く。

さにあらず、東西に伸びる幅広の道であった。上の写真は、西側を写したもの。

後で考えれば、このまま西へ下っていけば、再度山ドライブウェイに出たようだ。

東側へは、緩やかな上下を繰り返しながら、やはり幅広な道が続いている。

記憶の中の地図を、考え直してみても、こんな道を歩いた覚えは、全くない。

しばらく東へ歩くと、展望の良い伐採地に飛び出た。足元には布引貯水池が。

東側には、世継山から摩耶山頂までが一望だ。こんなアングルで天狗尾根を、

見るのは初めてで、中々新鮮だ。風を避けて、鉄塔下まで行って昼食にする。

神戸東線一九という鉄塔からは、幅広で急傾斜の道が、北よりに下って行く。

路傍の石柱には、「神戸區」「川崎」と記されている。下るにつれ傾斜が増す。

下りついたのは、市ヶ原の南西の隅。何のことはない、元へ戻ったわけだ。

貯水池から、北側に見える稜線。鉄塔のある辺りを、歩いていたんだろうか。

まあ、鉄塔がある以上、巡視路がある訳だが、それにしても立派な道だった。