12月18日、今一つ気が乗らず、ロープウェイで掬星台まで登ってきた。
山羊戸渡りを下って、登り返そうかとも思っていたが、掬星台では昼食を
摂っている登山者がいる。もう12時前になっていた。ならば近場を歩こう。
桜谷出合まで下って、新穂高を登り返そう。自然観察園の中を下って行く。
初めて歩く道。聞いたことはあるが、産湯の井も初めて。
桜谷道の上部では、濡れた道が、諸所で凍結している。
桜谷出合で昼食を摂った後、シェール道をしばらく登る。左手から小沢が
入るところで、本流に下り対岸に渡る。今年の四月に、歩いた所と同じだ。
対岸は、笹薮となっている。東側に回りこむように、斜上してみるが、
やはり、猪の獣道ぐらいで、人の歩いた跡らしきものは見当たらない。
むしろ、西側の三枚岩の内側から、踏跡があるような気がしてきた。
尾根上に出れば、何となく踏跡らしきものを辿ることができる。
三枚岩が良く見える地点まで来れば、もう道と呼べるほどになる。
左手の鉄塔のある尾根が、新穂高の一般道。609ピークに登る。
終始、石楠花山を背後に見ながら上ってきた。写真下の緑の尾根が、
今日登ってきた609ピークの西稜。新穂高西稜と言ってもよいだろう。
新穂高山頂でコーヒーを飲んだ後、徳川道に下り掬星台へ登り返す。
ドライブウエイへ上がる手前では、やはり沢水が道の上で凍っていた。