摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

今年二度目の地蔵谷遡行(後編)・・・・・・(雨は降り続き、笹の海に溺れる)

8月20日の土曜日。昼食を済ませ遡行再開、しばらくは、滑の小滝が続くが、

三番目の堰堤が近い、前回巻くのに苦労したので、早めに一般道に逃げる。

さて、今日の本当の目的は、第四堰堤の上で、三つに分かれる中俣の遡行。

第四堰堤の乗越しからは、古い作業道が残っていて沢身に下ることが出来る。

作業道で下った右俣を少し下ると、右から中俣が流れ込んでくるので入渓する。

岩屑や砂の多い薄汚い渓相が続く。蜘蛛の巣を掃いながらしばらくで、

行く手をルンゼ状の斜爆が遮る。いや水量があれば斜爆と呼べるが、

階段状の小滝の連続と呼んだほうが適当だろう。全体で20mほどか。

2・3mの小滝の連続。高度感なく階段状で容易に登って行ける。

滝の上には大きな堰堤がある。堰堤下でスニーカーに履き替える。

右手から堰堤を巻き上がると、風景が一変する。樹間の広い植林帯。

笹が密生する緩斜面。雨に濡れた笹原を歩き、腰から下はずぶ濡れ。

登り着いたのは黒岩尾根道だ。植林帯の中、小沢を渡渉するところ。

雨が激しくなってきた。雨具を持ってないことを、ほんの少し反省する。

掬星台に着いたが、リュックサックマーケットは、もちろん中止。

大屋根の休憩舎で、常連の出品者が非公式にフリマ開催してる。

一週間後に順延というわけには、いかないのかな。何とも残念だ。