今日は、昼過ぎまでぐずぐずしていた。昨日のサイクリングの疲れ。
というより腕の日焼けがひどくて、動き出す気になれなかったんだ。
家を出たのは、午後1時半。曇りだと思ってたら、パラパラ振り出した。
新幹線の新神戸駅は、生田川の上に架かる橋梁型の駅舎。その南側から、
北側の水遊びスポットを覗いて見る。夏の風景だが、雨はかなり降っている。
学校行事か何かか、今日は、雨具の用意のない西洋人の行楽客が多かった。
時間が時間だけに、下ってくる人達ばかりだ。グループ登山の人達も多い。
こちらは、ザックカバーに雨傘、中にはスパッツまで付けてる人もいる始末。
天狗道を分ける辺りで撮った写真。6月は白い花の季節。
雨は断続的に、薄い日差しの中をシャワーのように降っている。
日に焼けて火照った腕には、この雨も、なかなか気持ちが良い。
沢登りには、シャワークライムという和製英語があるが、今日は、
さながらシャワー登山。適度な小雨が、暑さを忘れさせてくれる。
人の多かった二十渡渉の道も、黒岩尾根に入れば、誰にも会わない。
三つ目の壁を登り終えたところ。樹林帯の中では雨は気にならない。
神戸市の標柱をすぎて、少し行ったところにあるプラトー(水平路)。
ほんの20メートルぐらいだが、黒岩尾根では一番好きなところ。
地味で、写真にはならないが、歩いていてすごくホッとするんだな。
北区から須磨区にかけての、展望が良いザレ場で小休止。
急に雨と風が強くなったが、視界はよく明石大橋も見える。
ザレ場を登りきると道は、Z形に折れ曲がる。ここに、毎年、オニユリの花が咲く。
姫路の山で見るほど、大きくはないが、摩耶山で確実に見られるのは此処ぐらい。
アドベンチャールートとの合流点もすぎると、黒岩尾根の終点も近い。
相変わらず雨は降り続いている。今日は、このキノコ型の東屋で食事にしよう。
食事を終える頃には雨は止んでいた。スモッグが洗い流されたか、掬星台から眺めが良い。
大阪湾が、大きな水溜りのように見える。港湾施設や大阪市内のビル群もハッキリ見える。
その向こうの低く黒い山並みは、生駒山脈だろうが、その後ろにも、高い山々が見えている。
右手奥に写っている高い山並みは、奈良県の台高ではなかろうか。雨の日の登山も悪くない。