摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

白岩山(741m)・・・・・白羊寺・全羅南道・・・‎2011‎年‎5‎月‎2‎日

光州のバスターミナルから、朝6時35分の白羊寺行きに乗車。

途中で、長城(ジャンソン)と長城四街里(ジャンソンサゴリ)の、

小さなバスターミナルを経由して、白羊寺(ペギャンサ)に到着。

光州から直行バスで約1時間と、なかなかアクセスの良い山だ。

内蔵山国立公園に属していて、とてもキレイに整備されている。

白羊寺の境内から見る岩峰。白岩山というとこの岩峰の写真に

なるが実際は、最高峰でもないし、尾根の末端にしかすぎない。

とはいえ、この岩峰に登らねば白岩山に登ったとは言えない。

白羊寺の境内を抜けてしばらくで、右側の急斜面に取り付く。

途中、ヤクサアム(庵)という小さな寺があり、朝食休憩する。

ここからはさらに急斜面となり、木製階段の連続となる。

約1時間で、岩峰の頂に到着。足元に白羊寺の境内が見える。

残念ながら、昨日来の黄砂で霞んでいて、遠望は効かない。

岩峰から北側、最高峰のサンウァンボン(741m)と鞍部を挟んで、

サチャボン(723m)を望む。ここからは、今までとうって変わって、

穏やかな山容となる。この逆U字型の山域を白岩山と呼ぶようだ。

5月だというのに稜線の木々は、わずかに新芽の緑があるくらい。

ツツジも蕾のものが多く、まだ寂しい風景。道端に紫色の花が咲く。

稜線は樹林の尾根で、ほとんど展望はない。山頂近くになって、

展望のある岩場が出てくる。日当たりが良いせいか花木の幼木。

最高峰のサンウァンボン(741m)。救急箱が設置されている。

ナンバー式の鍵が掛かっているが、番号は携帯で聞くのかな。

西側の岩場で、内蔵山を見ながら昼食を摂る。青空が広がる。

鞍部へ下っていく途中の岩場から。見渡す限り自然林だけだ。

植林された針葉樹もなければ、照葉樹の森もない。もう少し

たてば、新緑の美しい季節になるんだが。韓国の春は遅い。

鞍部から少し下ると大きな庵があり、そこからは舗装道路。

モミジの木の多い渓流沿いを下っていく。秋に来てみたい。

上の写真は、白羊寺の境内まで下って、振り返ったもの。

国立公園だけに、道も標識も良く整備され登りやすい山だった。