光州のバスターミナルから、朝6時35分の白羊寺行きに乗車。
途中で、長城(ジャンソン)と長城四街里(ジャンソンサゴリ)の、
小さなバスターミナルを経由して、白羊寺(ペギャンサ)に到着。
光州から直行バスで約1時間と、なかなかアクセスの良い山だ。
内蔵山国立公園に属していて、とてもキレイに整備されている。
白羊寺の境内から見る岩峰。白岩山というとこの岩峰の写真に
なるが実際は、最高峰でもないし、尾根の末端にしかすぎない。
とはいえ、この岩峰に登らねば白岩山に登ったとは言えない。
白羊寺の境内を抜けてしばらくで、右側の急斜面に取り付く。
途中、ヤクサアム(庵)という小さな寺があり、朝食休憩する。
ここからはさらに急斜面となり、木製階段の連続となる。
約1時間で、岩峰の頂に到着。足元に白羊寺の境内が見える。
残念ながら、昨日来の黄砂で霞んでいて、遠望は効かない。
岩峰から北側、最高峰のサンウァンボン(741m)と鞍部を挟んで、
サチャボン(723m)を望む。ここからは、今までとうって変わって、
穏やかな山容となる。この逆U字型の山域を白岩山と呼ぶようだ。
5月だというのに稜線の木々は、わずかに新芽の緑があるくらい。
ツツジも蕾のものが多く、まだ寂しい風景。道端に紫色の花が咲く。
稜線は樹林の尾根で、ほとんど展望はない。山頂近くになって、
展望のある岩場が出てくる。日当たりが良いせいか花木の幼木。
最高峰のサンウァンボン(741m)。救急箱が設置されている。
ナンバー式の鍵が掛かっているが、番号は携帯で聞くのかな。
西側の岩場で、内蔵山を見ながら昼食を摂る。青空が広がる。
鞍部へ下っていく途中の岩場から。見渡す限り自然林だけだ。
植林された針葉樹もなければ、照葉樹の森もない。もう少し
たてば、新緑の美しい季節になるんだが。韓国の春は遅い。
鞍部から少し下ると大きな庵があり、そこからは舗装道路。
モミジの木の多い渓流沿いを下っていく。秋に来てみたい。
上の写真は、白羊寺の境内まで下って、振り返ったもの。
国立公園だけに、道も標識も良く整備され登りやすい山だった。